介護が始まった!お風呂の入れ方はどうやるの?脳梗塞の人のシャンプーは大丈夫? | 【暮らしの音】kurashi-*note

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介護が始まった!お風呂の入れ方はどうやるの?脳梗塞の人のシャンプーは大丈夫?

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高齢者との暮らし

父が重度の脳梗塞で倒れ、約5ヵ月強の入院を経ていよいよ退院します。

介護がまったくはじめての私たち家族の課題は、

食事・歩行・入浴・排泄

とりあえずはこの4つ。

その中で入浴介助については、高齢の母に任せるわけにはいかず同居する娘の私が担うことに。

おどろおどろしく始まった入浴介助。

  • お風呂はどうやっていれるの?
  • 洗う順番は?
  • 脳梗塞の人の頭はシャカシャカ洗って大丈夫?
  • お尻の穴も洗うのよね…??
  • 入浴後は何を気をつければいい?

などなど。

最初に情報収集し、医療従事者である妹にアドバイスをもらいました。

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入浴介助で準備するもの

  • バスタオル
  • 着替え(下着・おむつ)
  • ボディソープ
  • ボディタオル
  • 入浴剤
  • 保湿クリーム(乳液)

父はおむつを着用しているので下着はアンダーシャツのみ。
シャンプーは父が愛用していたトニックシャンプーを用意。
もともと石けん派の父ですが、ボディソープのほうが瞬時に泡立つのでこちらを使うことに。

ボディタオルは父専用のものを用意しました。

皮膚がカサカサしているので入浴剤を入れて保湿します。
また風呂上りには保湿乳液をつけてます。

コストコでリピしているセタフィルローションは大容量で全身使えて便利!無香料で肌に馴染みやすくしっとりします。

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入浴前のチェック

健常者の入浴と違い、身障者の場合、確認しておかなければならないことがあります。

体調のチェック

血圧計
まず父の体調をチェック。きつそうでないか、体温は?血圧は?

ケアマネさんに入浴前に血圧をチェックしてくださいとの指示がありました。

血圧計は持っておくと便利。

我が家には2台ほどあります。

シャワーの温度設定

シャワー
シャワーの温度を38~40℃に設定。

シャワーはすぐには熱いお湯が出てこないので、父の着替えをしているときに浴槽に向けてシャワーを出しておきます。

父が座るシャワーチェアにもお湯をかけておきます。

追記

余談ですが、シャワーヘッドを新調しました!

マイクロバブルが発生するシャワーヘッドにして、トルネードミストで父の顔を洗ってやるととても気持ちよさそう。

シャワーヘッドを変えるというのは盲点でした。手元スイッチもあるので介護者も快適に介助できます!

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入浴介助の洗う順番

  1. シャワーチェアに座らせ、足からかけ湯をする
  2. 髪を洗う
  3. 顔を洗う
  4. 上半身を洗う
  5. 陰部・肛門を洗う
  6. 下半身(足・つま先)を洗う

洗い方の順番としては健常者とほぼ同じですね。

ただ人の体を洗ってあげるのは子ども以外はじめて。育児で子どもの体を洗うのとはわけが違う。

特に脳梗塞で倒れた父に対しては気を遣う。

頭をシャカシャカ洗って血管が切れやしないか、また頭を下げたとき頭に血が上らないか一抹の不安が…。

医療従事者の妹に聞いたら苦笑いされました。

普通に洗って大丈夫…と。

洗髪は耳に注意

父が退院したとき、父の髪はまるで無人島から生還した人みたいな伸び放題状態。

本人も気になっていたらしくその足で理容室へ。

そこでシャンプーのしかたをガン見してチェックしました。

美容室と違って理容室の場合、鏡の前にボックスみたいなものがありカパッと開くと、洗面台に早変わりし、そこからシャワーが出てくる。

で、本人をうつ伏せにしてシャンプーが始まる。

(これ、美容室しか行ったことない私は何気に新鮮…(*‘∀‘))

入浴介助

耳にお湯が入らないように耳を塞ぎながらシャワーをします。

理容師さんを真似てシャンプーしながら

「痒いところはありませんか?」

「洗い足りないところはないですか?」と声かけると

「はーーーーい」とにこやかに返す父。

ちょっとした和みの時間が流れます。

( *¯ ꒳¯*)

肛門はどうする?

さてさて、来ました、来ました…。恐怖のお尻の洗浄。

医療従事者の妹に聞いたら、

「はい。しっかり肛門も洗います」と。

(゜д゜#)

そりゃ、そうだよね…

で、ゴム手袋していいんですか?

これOKなんだそう。

ビニールのシャカシャカするやつではなくて、医療用でも使われるようなポリエチレン製のもの。

初日さりげなく手袋をはめてやりました。

が、意外と平気だと感じ、翌日から素手でやっております。

ま、ここは親子なんで…。

陰部のほうは、ボディタオルでやさしく洗ってあげればOKだそう。

父の場合、尿道カテーテルを通しており出血してはいけないので、今のところはシャワーで流し様子を見ています。

浴槽に入らせる

入浴

さてさて、ここがメインイベント。

ここができれば入浴介助はほぼできたようなもの。

福祉用具販売の担当者の方から浴槽への入り方を教わりました。

介助用具で浴槽を渡すバスボードがあるとのことでサンプル品を持参してもらいましたが、残念ながら我が家の浴槽とサイズが合わず設置することができませんでした。

浴室に関しては、既存のシャワーチェアを福祉用にリニューアルしました。

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父の場合は寝たきりではなく自立歩行ができるので、浴槽へ入るときと出るときのサポートがうまくできれば合格。

ところが気を付けておくべきところが難しい。

右片麻痺の場合、右に重心をかけると力が入らないので、麻痺していない左側から先に足を浴槽へ入れたあと右足を入れます。

入るときは問題なくできそうですが、問題は出るとき。

浴槽にしゃがんた状態で立ち上がったとき、右側が洗い場を向いているので、そのまま右足から出ることになる。
そうなれば重心が支えられないので、体の向きを変えて左から出るようにしなければならない。

んんん、なんかややこしいぞ…。

\いい動画見つけ!/

この動画をみてなるほど~と理解を深めました。

どんと来い!!

福祉用シャワーチェア

シャワーチェアを浴槽の高さに揃え、スタンバイOK。

浴槽へ入るときは壁面に設置している手すりを両手で持ち、左足から入り、右足を入れて着地。

浴室の手すり

我が家の浴槽は半身浴タイプになっていて段差があるので踏み外さないように父の背中を支えサポート。

湯船に浸かりリラックスタイム

温泉イメージ

画像はイメージ。温泉気分♪

リラックスタイム~(O´∀`)

我が家の浴室には窓があり、窓を開けると心地よい風が吹き抜け、湯船に浸かった体はポカポカ、顔は風を受けて、まるで温泉の露天風呂に入った感覚をプチ味わえます。

(家を建てるとき浴室の窓設置にはこだわりました)

父が湯船に浸かって温泉気分を満喫している間、ボディタオルの洗浄や床を流したりの作業があります。

ところが父、

夏場で暑いのか、烏の行水(からすのぎょうずい)で1分も浸からず出てきます。

もしや気を遣っているのか、もう少しゆっくり入ってもいいよ~と言っても

「いや、よか」と言って上がります。

高齢者の長風呂はあまりよろしくないようなので、無理をさせず、本人が出たいと思ったら出すようにしています。

浴槽から出る

入るときは左足から入り難なく入れた父ですが、出るときはどうかな…。

いよいよ私が事前情報収集(YouTube動画などのチェック)した知識を実践に移すときがやってまいりました。

ところが父、

風呂の手すりを持って右足から出ました。

(∵)ヘ?

私は父の右脇を軽く支えるだけ。

麻痺した足から着地しても大丈夫なようで、ひと一安心。

‹‹\(´ω` )/››

福祉用具でバスボードなど検討しましたが、父の場合、もともとから設置してある手すりで充分でした。

健常のときは洗面器フォルダー代わりになっていた手すりですが、本来の役割を発揮するときが来ました(笑)

また浴槽内にある手すりは健常のときは邪魔に感じていましたが、父は両手でこの手すりを持って立ち上がるので、ついててよかったと今になって思います。

入浴後の手順

入浴後もやらなきゃいけないことがあります。

全身の拭き取り

バスタオルで全身しっかり拭き取ります。
とくにお尻や股間など水滴が残っていると、おむつかぶれの原因になるのでちゃんと拭きます。
が、父の場合、尿道カテーテルが挿入されているのであまり管を引っ張らないようにしなくてはなりません。ここがちょっと怖い…。

着替え

退院前に病院からのアドバイスで脱衣所に椅子をおいて、脱ぎ着するときに座らせて行ってくださいとのこと。
たまたま背もたれがない椅子があったのでそれをスタンバイ。
座らせておむつを履かせると楽です。

ドライヤー&耳かき

ドライヤーで髪を乾かします。

他人にドライヤーをしたことがなかったので、熱くないか注意。自分の手にドライヤーの風を充てるようにして乾かしています。

そのあと綿棒で耳掃除。

自分が入浴したとき、耳の中に入った水が気持ち悪いので綿棒で耳かきしてます。

おそらく父も気持ち悪いのでは?とお節介でやっておりますが、なんせ人の耳。

どこまで突っ込んでいいのかわかりません。

耳の穴に綿棒がズボッと入り込まないように、気をつけてやってます。

水分補給

お風呂上りには必ず常温のお水を1杯飲ませるようにしています。

本当はキンキンに冷えたビールをグビッといきたいとこでしょうが、あいにく父は下戸(げこ)(笑)
その楽しみは以前からありません。

氷水をと思いましたが、水は常温のほうが吸収されやすいということなので、ここは常温の水で我慢してもらいましょう。

まとめ

入浴介助の流れは

入浴段取り

入浴前の体調チェック>かけ湯>髪を洗う>顔を洗う>上半身を洗う>下半身を洗う>お風呂につかる>体を拭き取る>スキンケア

 

入浴したあとの父は体も心もさっぱりして嬉しそうです。

初日はお互い要領がつかめず、私がフルサポートしましたが、
3日目からは、麻痺した手では洗えない髪や背中などの洗浄をサポートしてあげるだけで、前半身など自分でできるところはやってもらうようにしました。

自力でできるようになることが大切なので、リハビリのつもりでやらせ、もちろん浴室の外から見守っています。

洗髪、洗顔、背中を洗ったあとで父にバトンタッチしてボディタオルを渡すのですが、脇で見ていたらしっかり洗えており、ひとまず安心。

ただお尻を洗った後のボディタオルでそのまま顔を洗い泡まみれでSOSを出す父。
なんでやーー?!
顔、洗ったやん!

しかもお尻のあとに顔洗うか?と心の中でツッコミを入れている私であった。

初日、入浴介助をするときに娘に全裸を見られるのはイヤだろうな~と思いましたが、意外と抵抗はなかったようでした。

私自身は尿道カテーテルの入った様子にぎょっとしましたが、

Σ(□゜/)/

やるからには介護のプロフェッショナルになろうと心では思いつつ、それでも出血などを見るといちいち驚愕する私

(((( ;゚д゚))))アワワワワ

血になれてないので何かと大変ですわ……。

また夏場の入浴介助は、介助者はまるでサウナかと言わんばかり汗だくになってしまいます。

しかしヒートショックの心配がないので気分的に楽です。

冬場の入浴については、注意点など感じたことがあればそのときに記事を書きたいと思います。(まだ未経験)

とりあえず、入浴介助は思ったより大変ではありませんでしたが、毎日となると自分の時間も割かれます。

父は入浴介助付きのデイケアに週2日通うようにしたので、その日は私も入浴介助オフデーです。

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介助者のオフも大切!

頑張らず、ボチボチとやっていきます。

高齢者との暮らし

ある日突然脳梗塞で倒れた父。要介護4の認定を受け、約5ヵ月の入院を経て無事退院。

在宅で週2日デイケアに通いながらゆっくりと過ごすことにしました。

介護無知な私に降りかかる介護問題や、高齢の両親との暮らしを綴ります。

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