最近では、さまざまな企業がSDGs(持続可能な開発目標)の一環として、限りある資源を使い過ぎずにくり返し使うことを目標に掲げ、取り組んでいますね。
私たち一般家庭でも使い捨てのプラスチックや割り箸を使わず、なるだけくり返し使えるものにシフトしていきたいですね。
しかし、そうはいっても便利に使い続けたいではないですか…。
そんな願いが叶うのが「シリコン保存バック」
どんなものか、ほんとうに使えるものなのだろうか…
不安と期待の中、とりあえずIKEAで購入してみました。結論から言うと、コレ、かなり使えます。マストバイ商品です。
Contents
IKEA FILFISK(フィルフィスク)シリコン保存バッグ
- 商品名:シリコン保存バッグ3点セット
- サイズ:1L、1.2L、2.5L
- 素材:バッグ…シリコーンゴム、パッキン…ABS樹脂
- 色:1L…透明、1.2L…透明ピンク、2.5L…透明ブルー
- お値段:1,499円(税込)
久しぶりにIKEAの店内を物色していたら、何やら気になる商品発見!
週末の料理を担う夫がしばらく釘付けになっていました。
見ると「電子レンジで調理ができる」
「くり返し使える」
という気になるワードが。
サステナブルって何?
サステナブル(Sustainable)とは、sustain(持続する)とable(〜できる)からなる言葉。「持続可能な」という意味を持ち、最近企業の間でもさかんに取り組まれているSDGs(持続可能な開発目標)として取り組まれている地球環境の保持。
限りある資源を使いすぎず、未来の世代も美しい地球で、平和に豊かに、子や孫、その先もずっと生活をし続けられる社会を作っていこうとの取り組み。
そもそもシリコン保存バッグとは、シリコーン(Silicone素材)でできた保存バッグ。
シリコーンは、ケイ素(元素:Si)をもとにつくり出された人工化合物。
耐熱性、揮発性、耐寒性に優れ、化学的に安定した無味無臭の素材です。
私はIKEAのISTAD(イースタード) フリーザーバッグを愛用中ですが、使い捨てるのはなんだか罪悪感がありました。
↑ISTAD(イースタード) フリーザーバッグ
そこで洗って使おうと洗濯ピンチに干して再利用することもありますが、なかなか乾きにくかったり、何度が使いまわすうちにくしゃくしゃとしわがれた感じになっていったり。
なので再利用というより、使用後は残飯を入れてそのまま処分するのに使っています。
幸い密閉式なので残飯の臭いもシャットアウトでき、便利です。
とは言え、やはり使い捨てになってしまう。
その点、このシリコン保存バッグは間口が広いため洗いやすく、逆さまに立てておけば乾くので便利。(時間はかかりますが)
なにより、SDGsに貢献できているという誇らしさ。
もちろん、それだけではなく調理の時短などあらゆる面で便利に使い倒せます。
- 電子レンジ対応
- 冷凍庫でも使用可
- 食洗機対応
- オーブン使用不可
FILFISKシリコン保存バッグのサイズと色
くり返し使えると言っても、手間がかかる、使いにくい…のでは結局使わなくなります。
しかしフィルフィスクのシリコン保存バッグは、使ってみるととても便利。
間口は1Lが約17.5cm、1.2Lが約18.5cm、2.5Lが約24.5cmと結構ゆったりとしています。
デメリットを言うなら、パッキン(スライドバー)をいちいちはめ込んでセットしなければならないこと。
フリーザーバックみたいにシュッと閉じれば密閉できるわけじゃないのでその点が少しだけ、戸惑うかな。(慣れです。慣れたらこっちのほうが楽かも)
しかしこのデメリットはのちのち大したことない、むしろ使いやすいじゃんという結果になりました。
それはのちほど…。(3COINSとの比較でメリットを書いています)
バックの色については、ピンクとブルーのビビットな色目はおしゃれで使っていて楽しくなりますが、食品を入れると色がわかりづらい…かも。
ただし透明は、色の濃いものを入れたり、電子レンジで加熱したりすると色移りすることもあるので、汚れが目立たないのはピンクとブルーかな…。
一長一短ありますね。
IKEA FILFISKシリコン保存バッグを使ってみた
さて、シリコン保存バッグはどんなものでしょうか。
使えるのかな…
試しに水を入れて逆さまにしてみました。
水漏れは一切しません。これなら汁ものを入れても安心して使えます。
食品の保存
野菜や果物などそのまま入れてもいいし、カットして入れてもいい。
しっかり密封しているためか、鮮度が長持ちするように感じます。
冷蔵庫の野菜室に保存しても、コンテナみたいに場所の確保が必要なく、すき間に入れ込めフレキシブルに保存することができて便利。
ただ透明のものは中身が透けて見えますが、ピンクとブルーはイマイチわかりづらい…。
野菜を茹でる
洗ってカットしたほうれん草をシリコン保存バッグに入れ、大さじ1の水を加えて、電子レンジ600Wで約3分ほど加熱してみました。
しっかり火が通っていました。
煮玉子を作る
冷蔵庫でひと晩、味をしみ込ませる煮玉子を作るのに便利。
タッパだと上のほうは液に浸からずまだらになることもありますが、シリコン保存バッグは倒して保存しても汁漏れすることがないので安心。
低温調理をする
シリコン保存バッグは低温調理もできるということで今回、サラダチキンにチャレンジしてみました。
鶏むね肉と塩麹だけで絶品サラダチキンができ上りました。
- 鶏むね肉1枚はフォークでブスブス刺して味をしみ込ませやすくしておく
- シリコン保存バッグに鶏むね肉を入れ、塩麹大さじ1強を入れて擦り込む
- 空気を抜きながらジッパーを閉め、ひと晩冷蔵庫へ
- 鍋に水を入れ沸騰させ、鶏むね肉が入ったシリコン保存バッグを入れる
- 火を止めてフタをして、お湯がぬるくなるまで約1時間ほど置いておく。
パスタを茹でる
パスタもできるということで作ってみました。
材料をすべて投入してレンジでチンするだけ。
しかし課題が…。
途中で何度もかき混ぜないと、麺どうしがくっつき塊ができてしまいます。
FILFISKシリコン保存バッグのメリット・デメリット
IKEAの商品レビューから拾い上げた使った方の声!
- 機能はバッチリ
- 操作が簡単
- 野菜が長持ちする
- 電子レンジで調理ができ便利
- 自立し安定感がある
- 低温調理にも適している
- ジップロックを使い捨てる罪悪感から解放
- 冷凍できるので便利
- 水を入れてもこぼれない
- ブルーの色がちょっとだけ濃い(食品を入れるので透明がよかった)
- 重くて空気が抜けない
- 乾かしづらい
- サイズがチョイスできればなおいい
- 漬け込みなどは使い捨てのほうが手間がない
- カレーなど匂いが残る
IKEA公式|FILFISK フィルフィスク シリコン保存バッグ3点セット
いろんな意見が寄せられていますが、全体的に買ってよかったという意見が多かった印象。
ただ個人的には、大・中・小のセット販売ではなく、個別販売のほうがよかったかも。
よく使うサイズって各家庭で決まってきますよね。私は1.2L(ピンク)のサイズがいくつも欲しい…。
3COINSのシリコンパックと比較
3COINSにもシリコン保存バッグが販売されていました。
商品名、シリコンストックバッグで、大680mlが550円(税込)、小340mlが330円(税込)
IKEAのシリコン保存バッグは1L、1.2L、2.5Lのセット販売で、1Lを3つ欲しいと思ってもセットで購入しなければならない点はデメリット。
3COINSは自分が欲しいサイズのみ購入できますが、そもそものサイズがIKEAのものより小ぶりなため調理で使うには限られてくるかな…という印象。
3COINSのシリコンストックバッグは保存用としてならいいと思います。
そして個人的にIKEAが使いやすいと思った点は、スライドバーの間口が3COINSのものに比べ広いため装着しやすい。
3COINSのシリコンストックバッグは装着がややしづらい印象です。これも慣れですかね…(笑)
おすすめ度:★★★★★
SDGsの取り組みにも貢献でき、調理の時短もできるので使いこなせばこの上なく便利なお品。
ただ調理に使う場合は電子レンジの電気代と、普通に調理したときのガス代はどっちが節約になるのかな…?
検証せねば…ですね。
今回はじめてシリコン保存バッグを使ってみましたが、結構優れもので驚いてます。
使いこなせば何気に便利。まずガスコンロ周りが汚れない、洗い物が少なくなる、扱いが楽などなど、ちょっとハマりそうです。
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