キラッと光る白い歯は誰もが憧れますね。
毎日行っているケア、これで大丈夫?
巷に流れている情報はホントに正しいの?
そこで数多くの美容のうわさの中から特に気になる4項目をピックアップしてみました。
歯ついて、きちんと知っておきたいことをQ&A形式でご紹介します。
美容のうわさ・歯についての4つのQ&A
Q1 歯ブラシは電動のほうがよい
電動歯ブラシは普通の歯ブラシに比べて歯面清掃に適していますが、製品によっては歯肉や歯周ポケットに炎症を引き起こすことがあり、注意が必要です。
取り入れる際には、歯肉に良い振動や圧力を考慮した製品を選ぶようにしましょう。
歯肉が気になる30代後半からは、普通の歯ブラシだけ、または電動歯ブラシだけを使うのではなく、このふたつを併用するのがおすすめです。
手磨きを基本にして、週に2~3回大掃除感覚で電動を使うなどしましょう。
また、電動歯ブラシを使っても、歯並びの悪いところや歯間まで完ぺきに磨き上げることは難しいのが現実。歯間ブラシなどとの併用使いを心がけたいものです。
Q2 コーヒーを飲むと歯が黄ばむ
歯の黄ばみの最もたる原因は加齢によるものです。年をとると肌に黄ぐすみが現れるように、歯も黄ばみます。
ちなみに黄ばみの原因、第2位はタバコのヤニです。タバコに比べると飲み物の影響はさほど大きくありません。
ただし、コーヒーよりも紅茶や緑茶のほうが黄ばみの要因度は大きいのです。
なぜなら、湯のみに茶渋がつきやすいのはどっち?想像つきますよね…。
Q3 キシリトールガムは虫歯予防に効く
ガムによってその含有量はさまざまですが、歯科専用のキシリトール100%のガムには高い虫歯予防効果があります。市販のお菓子のガムの場合は、微量なものでは直接的な効果はあまり期待できません。
選ぶ際には、含有量に注意しましょう。
ただし、ガムを噛むこと自体は唾液の分泌を盛んにするため、虫歯の予防にひと役買ってくれる可能性はあります。
ただいくら歯にいいからと言って多量摂取はおすすめできません。
キシリトールは吸湿性が非常に強く、多くの水分を吸着したまま消化管を移動し、腸内の細菌によって大腸で多量の水分を遊離する性質があります。
このため摂取し過ぎると大腸の水かさが増し、一過性の下痢を起こす場合があります。とくに子どもには与え過ぎないよう注意が必要です。
Q4 コーラを飲み続けると歯が溶ける
歯の主成分であるリン酸カルシウムやリン酸マグネシウムは酸に溶ける性質があり、コーラに限らず、炭酸飲料に長時間歯をつけたなら溶け出します。
しかし、コーラが歯に長時間触れる現実は考えにくく、唾液には酸を中和する働きもあるので、ウソと言えるでしょう。
むしろ気をつけるべきは、口内環境を清潔に保つことです。
(参考文献:REAL SIMPLE No.23 日経BP社発行)
気になる美容のうわさ