ペースメーカー手術で障害等級1級となった高齢の父の状態は… | 【暮らしの音】kurashi-*note

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ペースメーカー手術で障害等級1級となった高齢の父の状態は…

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高齢者との暮らし

87歳の高齢の父が突然倒れ、救急搬送。

そのまま入院したのですが、心臓に問題があるとのことでペースメーカー手術をすることに。

ペースメーカーを入れることによって、身体障害者手帳認定1級となりました。

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突然の心臓疾患

昨年の1月に重度の脳梗塞となり、約5ヵ月の入院を経て退院した父。昨年は病院で86歳の誕生日を迎えました。

それから約9ヵ月。

脳梗塞の後遺症として、右片麻痺、失語障害が残ったものの、家族のサポートのもと、なんとか日常生活はこなせていました。

3月は父の87歳の誕生日。数え年で88歳なので今年は米寿。

父は半身不随のため、外出してお食事というのも難儀のため、家族と妹とで自宅でささやかにお祝いしました。

質素な祝いでしたが、それでもおいしそうにお寿司をほうばる父。

このとき父に新たな病魔が潜んでいようとは、誰も知る由もなかった。

早朝トイレ前で倒れていた父、緊急搬送

心臓疾患

米寿のお祝いをしたあとの約2週間、父はアクシデント続きでした。

まず、休日の昼すぎ、母と二人家の前を散歩していたとき、疲れた父はチェアに座ろうとひじ掛につかまろうとして、椅子ごと転落。

横にいた母では支えられず、顔から地面に転んだため右目の横がぱっくり割れて出血。

救急車で脳梗塞を診てもらっているT病院に搬送してもらい、処置して帰宅するも、また血が流れだして再度病院へ。

脳梗塞の血液をサラサラにする薬を服用しているせいか血が止まりにくかったみたい。

3針縫う処置をしてもらいました。

後日、脳波の検査など行い、異常は見られないとのことでひと安心していたら、今度は早朝トイレ前で倒れている父を母が発見。

母と二人、救急車に乗り込み再びT病院へ。

意識はあるものの、失語症のためどこがどんなふうに苦しいのか、聞いても言葉が出ない父。

暫く待合室で待たされ、ようやく医師からの説明。

最初は、「特に問題なさそうなので、お帰りになりますか?」と聞いてこられました。

そのとき私は、翌日から就職が決まって県外に赴任する長女の引っ越しのため2泊ほど家を空ける予定があり、留守中母一人のときに、また父に何かあったら対応できないということと、脳梗塞となり退院してからの9ヵ月の間、6回ほど救急外来を受診していたため、じっくり診てもらいたいとの気持ちがあり、検査入院をお願いしました。

するとほどなくして2~3週間程度のリハビリ入院との書類を看護師さんが持参され、それにサインして父を残して帰宅。

父は意識があり、きつそうだったけど、私たちの呼びかけには返事ができていたので、ここは病院でゆっくり療養してもらおうと、軽い気持ちのまま入院させました。

午後に妹が入院必要品を持って病院に行き、ER病棟救命医の説明を受けたところ、

心電図や脳CTに異常なし。起立性低血圧の可能性があるということで、脳梗塞の再発作でないことに安堵しました。

ペースメーカー手術

ペースメーカー

入院から1週間が経ち、そろそろ父の退院かな?また介助生活が始まるなぁ……と思っていたところ、T病院から心臓に少し異常があるため精査中との連絡があり、家族みな「ええええ?」となりました。

父は、もともと肺気腫があり、3年半前に前立腺がんを患い、ホルモン治療をしている最中に2回脳梗塞になり、途中で胆管炎を患ったりでここ最近、病と闘っていましたが、心臓が悪いとは聞いてない。

母も初耳だったらしく、退院どころの騒ぎではないことを察知しました。

それから5日後、ペースメーカーを入れる手術をするということで話がトントン拍子に進んでいきました。

T病院との具体的な話は医療従事者の妹に任せており、

妹曰く、ペースメーカーを入れることで今後意識を失うこともなくなり、心臓が止まることもないので安心しかないと。

家族みな、ペースメーカーを入れることを了承しました。

気になるのは高齢者で多々持病があるため、手術となると体力が持つのか……ということ。

心臓の手術と聞くと大がかりなものを想像しておりましたが、ペースメーカーを植え込む手術は比較的簡単で局所麻酔で行われるとのこと。

高齢者でも手術後の経過に問題なければ、翌日から食事やトイレ移動が可能ということで、入院期間も1週間から10日ほどとのこと。

ペースメーカーを入れたことで障害者1級

身体障碍者手帳

妹が後日、循環器医師と話したところ、父が倒れたとき、20秒以上の心停止があったと考えられるとのこと。

今考えると恐ろしくなりました。

ペースメーカーを入れたので、今後は不整脈による心肺停止はなくなり、安心できそう。

父の身体のことを考えると手術して良かった……と。

それともう一つ、よかったと思えるのはペースメーカーを入れると、一律に身体障害者手帳1級の認定が得られます。

父の医療費はかなり軽減されました。

度重なる入院で医療費が切迫していた時に世帯分離という方法を知り、手続きを済ませたことで医療費の負担がかなり軽くなりました。

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そして今回、身体障害者1級となったことでさらに医療費が軽減されることに。

でも、

ペースメーカー植え込みによって、父の不整脈のリスクは減り、医療費の軽減にもなり、喜ばしいことなのでしょうが、素直に喜べない。

それよりなにより

病気になんか、なって欲しくなかった。

83歳で癌になり、85歳で脳梗塞……。

2019年冬に前立腺癌と診断されてからの父は徐々に体力が衰えていきました。

もともと体力気力がある父だっただけに、衰えている姿を目の当たりにするのはとても胸が痛い。

父は働き者で、一時もじっとしていることができず、絶えずちょこちょこ何か仕事をしているような人でした。

夫婦で古物商(今で言うリサイクルショップ)を営んでいたころは、この町が学生街ということもあり、引っ越してくる学生に中古の冷蔵庫、洗濯機、テレビなどをピカピカに磨いて売っていました。

勿論配達もしていて、春の繁忙期には私も駆り出され軽トラックに冷蔵庫などを乗せて配達に同行していました。

結構ハードな仕事で、普段はこれを父一人でやっていたのかと思うと頭が下がります。

肺気腫が酷くなり、冷蔵庫を抱えるにもゼィゼィと胸を押さえている様子を日々見ている母は

「もう、引退しようよ、お父さん…」

と、半ば強制的に店を閉めたのが18年前。

とは言え、じっとしていられない父の性分。

3人の孫の面倒と、私が働きはじめてからは、洗濯やゴミ出しなど家事のサポートをしてくれました。

そのうち町内会長も務めることになり、孫の卒業式など町内会長として来賓席で孫を見守るという役得もあり、楽しい日々を過ごしていたのに…。

まさか病魔が父を襲うとは……。

男性の健康年齢は、72.68歳だとか。

そう考えると10年以上も健康で過ごせていたことは、本当にありがたいことと思うべきなのでしょう。

でも、過酷すぎる父のこの状況に、この先の希望が見いだせず、夜な夜な涙する日々。

ひと回り年上の従兄弟に、子どもが必ず通る道と言われ、ずしっと重くのしかかっているところ。

どうか、父に穏やかな時間をもう少しください。

そう思う今日この頃。

高齢者との暮らし

ある日突然脳梗塞で倒れた父。要介護4の認定を受け、約5ヵ月の入院を経て無事退院。

在宅で週2日デイケアに通いながらゆっくりと過ごすことにしました。

介護無知な私に降りかかる介護問題や、高齢の両親との暮らしを綴ります。

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