夏になるとさまざまな害虫に悩まされます。
中でも、蚊やゴ○○リはできれば家の中に入ってきてほしくない虫なだけに、無視、無視…。
なんておやじギャグを言っている場合ではないですね…。
そんなイヤな虫たちが避ける香りがハッカの香り。
ハッカは迫り来る害虫を自らよけることはできないためその強烈な香り(虫が嫌いな香り)を放つことで虫をよけているのだとか…。
そして嬉しいことにその香りは人間にとってはリラックス効果のあるもの。これは使わない手はありません。
そんなハッカ油の使いかたなどご紹介です。
Contents
ハッカ油とは
成分はメントール
メントールと聞けば清涼感ある爽快な香りを想像しますよね。
ハッカはシソ科の植物で、漢字で書くと「薄荷」、英語ではmint(ミント)。他にペパーミントやスペアミントがあります。
ハッカ油はハッカ草というミントを乾燥させて抽出したオイルです。ハッカ草200kgの葉から採れるのはたった2%の4kgという貴重なオイルです。
名前の由来は葉から油を採ると、運ぶときに荷が少なくて済むことから「薄荷」と名がついたようです。それほど貴重なオイルなのですね。
エッセンシャルオイルとの違い
ハッカとミントとの違いは日本名か英名かの違いで、同じシソ科の植物です。
ペパーミントというエッセンシャルオイル(精油)ありますが、このふたつは似ているものの正確には別物です。
エッセンシャルオイルは主に香りを楽しむためにアロマ用として用いられます。
一方、ハッカ油は日常生活に用いられ、爽快感を与えるメントールの含有量はハッカ油のほうが濃度が濃いようです。
そのため皮膚や粘膜への刺激が強くなり、アロマテラピーとしては使われません。直接肌につけるのも注意が必要です。
ハッカ油スプレーの作り方
虫よけスプレーとして
ハッカ油の商品のラベルにも「お風呂に、虫よけに」とキャッチコピーがあり、用途例でも書かれてあるくらい、虫よけとしての利用はベーシックですね。
では、虫よけスプレーを作ってみましょう。
スプレーボトルに無水エタノールとハッカ油20~60滴を垂らして混ぜ、精製水を加えよく混ぜ合わせてできあがり。
網戸や玄関先、外出時の虫よけスプレーとして使用すると厄介な蚊が寄り付かず快適な夏を過ごすことができます。
ハッカ油スプレーのレシピ
- ハッカ油…20~60滴
- 無水エタノール…10ml
- 精製水…90ml
【作り方】
- スプレー容器を用意し、無水エタノールとハッカ油を混ぜ合わせます。水だと混ざりにくいのですが無水エタノールを使うことによって混ざりがよくなります。
- 精製水を加えよく振って混ぜ合わせます。
- 使用するまえにもよく振ってスプレーします。
精製水を硬水以外のミネラルウォーターに変えて作ることもできます。
ただし水道水は水道水に含まれる塩素がハッカを分解してしまう恐れがあるのでおすすめできません。
塩素のない水ということでは、井戸水でも有効です。
網戸などに振りかける用途であれば、ミネラルウォーターや沸騰させてカルキを抜いた水道水でもいいですが、肌に直接スプレーして虫よけとして使う場合は精製水がおすすめです。
肌につける場合、手作りの化粧水や香水など作るときに使用する無水エタノールを使用、網戸などに振りかける場合は殺菌力の強い消毒用エタノールでもOKです。
もし虫が寄ってくるようであれば、20~60滴の範囲内で濃度を濃くすることによって虫よけ効果が高まります。
ただしこれ以上濃度を高くすると、肌に触れたときにヒリヒリとした刺激を感じることがあるので注意が必要です。
スプレーを作ったら、使用期限は1週間から10日ほどで使い切ったほうがいいです。時間が経つと香りが変化してしまいます。
上記の量であれば網戸4~5枚使えばすぐなくなってしまいます。ちなみに私はこの3倍の量で作って使っています。
また無水エタノールは消毒用エタノールに比べて若干お値段が高いです。
私の場合、リーズナブルに消毒用エタノールと井戸水を使って作り、肌に振りかけて使っていますがかぶれたり赤くなったりはしておらず問題なく使えています。
ゴキブリ除け
ゴ○○リの通り道(通り道って一体どこよ?という方はキッチンなどに)に小皿に数滴のハッカ油を垂らして置いておくとゴキブリを寄せつけません。
また小皿に重曹を盛り、その上にハッカ油を4~5滴垂らして置くという方法もあります。
小皿を置くのがイヤなら、スポンジにハッカ油スプレーを吹き付け染み込ませて、アルミホイルの上に置いて通り道に置いておくのもいいです。
香りがなくなったら新しいものに交換しましょう。
また、ハッカの香りが苦手な場合、ゼラニウムというエッセンシャルオイルをハッカ油に混ぜてみては?
ごめんなさい、個人的に苦手で名前を見るだけで過呼吸になるほど嫌いなのでゴ〇〇リと表現させていただきました。お察しくださいませ。
衣類の防虫剤として
コットンやハンカチなどに、先ほど作った虫よけスプレーを吹き付け液を染み込ませたら、そのまま衣類と一緒にタンスの中に入れておくと防虫効果が期待できます。
衣類にもほんのりハッカの香りがして消臭剤の代わりになります。
ダニ対策にも
枕や布団などに虫よけスプレーをスプレーしておけば、ダニ対策になります。
本格的にダニ退治をしようとするならハッカ油スプレーでは間に合いませんが、洗濯ができないときの応急処置としてはいいでしょう。
身体にも使えるハッカ油
お風呂に入れてスッキリ
夏場の暑いときにお風呂タイムを快適に過ごすには、スーッとした清涼感ある入浴剤などがいいですね。
わざわざ入浴剤を買わなくてもハッカ油をお風呂に2~5滴垂らしてかき混ぜれば爽快感のあるお風呂になります。
スーッとしながらもハッカには血行促進や保温などの効果もあるので身体の芯はポカポカで、身体の表面は爽快感あふれ風呂上りがさっぱりします。
頭皮マッサージ・メントールシャンプーとして

photo by zon_267
普段使っているシャンプーにハッカ油を2~3滴混ぜてシャンプーすると、男性用のトニックシャンプーのようなスーッとした感覚が味わえます。
女性用のシャンプーにはトニックシャンプーのようなメントール系が少ないですが、これならいつでも爽快感味わえるシャンプーに早変わり。
ただしシャンプーによっては泡立ちが悪くなるものも…。
洗浄力は変わらないので地肌のマッサージをするつもりでシャンプーをしましょう。
物足りなければもうワンプッシュ、今度はハッカ油に混ぜずに加えるといいようです。じわじわと清涼感を感じてきます。
ハッカ油を数滴手にとって頭皮をマッサージしてもOK。特に暑い夏などスーっとしてさっぱりします。
鼻づまりにも
先ほど作ったハッカ油スプレーをマスクにひと吹きしてマスクを装着すると、鼻の通りがよくなります。
スプレーではマスクが濡れてしまうのが気になる方は、ハッカ油をほんの1滴マスクに垂らしてもいいです。マスク内のこもった空気が爽快になります。
殺菌作用もあるので花粉の季節などにも効果的です。
マウスウォッシュにして口臭予防
歯磨きのときに、コップ1杯の水にハッカ油を1~3滴ほどたらして口をゆすげばマウスウォッシュの代わりになります。
ハッカの爽やかな香りが口臭予防になり、口のネバつきを抑えてくれます。
制汗剤代わりに
ハッカ油を濡らして絞ったタオルに数滴垂らし、タオル全体にハッカ油を行き渡らせてます。
そのタオルで気になる背中や脇、足などを拭くと制汗剤代わりになります。
ただし直接肌に触れる場合、人によってはかゆみや赤みがで出ることもあるので、かならずパッチテストをして使うようにしましょう。
肩こり・筋肉痛に
肌に直接つけても問題なければ、肩こりや筋肉痛にも使えます。
もともと湿布にもメントールは入っているので同じ効果が期待できます。ハッカ油を肩や筋肉痛のところに1~2滴擦り込んでマッサージすると緩和してくれます。
その他いろいろなハッカ油の使い方
掃除用として
水拭きをするときのバケツの水の中にハッカ油を3~5滴ほど垂らして、その水で雑巾を絞って使うと殺菌効果が高まります。
ついでに部屋全体がスッキリとした香りに包まれてフレグランス効果もありさわやかな香りに包まれます。
ハッカ油は洗剤ではなく口に入れても無害なので、冷蔵庫の中や食器棚などの拭き掃除にも気を遣わずに掃除することができます。
おしぼりに含ませて除菌
おしぼりにハッカ油スプレーを吹き付けよく揉んでおくと、除菌効果が期待できます。
運動会やピクニックなどに用意しておきたいですね。
靴などの消臭スプレーとして
虫よけスプレーのレシピで作ったスプレーは虫よけだけではなくさまざまな用途に使えます。
例えば気になる靴の臭いにもシュシュっとスプレーするだけで、消臭することができます。
部屋の空間スプレーとして
ハッカ油のメントールの香りはリフレッシュ効果もあるので、部屋の芳香剤代わりとして使用することもできます。
またメントールは消臭、殺菌効果もあるので、気になるところにスプレーすればイヤな臭いをシャットアウトできます。
ハッカ油をつかうときの注意
容器
ハッカ油スプレーを作るときは容器に気をつけましょう。
ハッカ油はポリスチレン(PS)を溶かしてしまうので、ガラス製か陶器のボトルに詰めましょう。
プラスチック製ならポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)であれば安心ですが、容器の洗浄の際、熱湯を使うと変形してしまうので注意が必要です。
ペット
小動物や猫などを飼っているお宅は注意が必要です。
犬にはダニ除けとなり便利ですが、猫はどうも体質的にアロマオイルやハッカ油は受け入れられないようです。
もともと猫の腎臓は人と違い、香りの成分を解毒できません。
そのためハッカ油の香りで中毒症状を起こす可能性が高くなります。猫がいるお宅では使用しないほうがいいようです。
【ハッカ油スプレーに必要なもの】
Note
ハッカ油の効果をまとめると、
- 虫よけ効果
- 抗菌作用
- 覚醒作用
- 爽快感
しかもリーズナブル。
これだけの機能を兼ね備えたハッカ油はもう【万能】というしかありません。夏には欠かせないハッカ油。
ハッカの香りで清涼感に包まれて、虫のいない空間で夏を乗り切りましょう。