プラセンタ注射をクリニック等で受けている方は、衝撃ですね。
8月下旬ぐらいから、全国の各クリニックで、一時中止の事態になっております。
私が受診しているクリニックも例外なく「ラエンネック」は一時中止となり、その代わりに「メルスモン」が処方されています。
このラエンネックとメルスモン、違いはなんでしょうか?
ラエンネック一時中止
私は約週1回のペースで「プラセンタ注射」をしております。その効果あってかどうか断言はできませんが、ここ10年ほど風邪で寝込んだことがありません。
それについては、プラセンタ注射の効果を実感。ここ何年も風邪を引かない理由でも述べていますので、興味がある方はご参照ください。
さてそのプラセンタ注射ですが、アラフィフながら、未だ更年期障害にはなっていないため、保険適用外で「ラエンネック」をずっと打ち続けておりました。
いつも通っているクリニックで、8月下旬ころから「ラエンネック」の一時中止の知らせを受け、「メルスモン」を代わりに打っておりますが、9月になっても再開しない状態です。
検索してみると、どうも全国的に一時中止しているようですね。
製造元の株式会社日本生物製剤より、『ラエンネックの使用を当面の間差し控えることに関するお知らせ』がありました。
http://www.shiba-clinic.net/docs/pdf/laennec.pdf
要約すると、2017年に同剤を投与された患者さんが数か月後にB型肝炎と診断され、投与された同剤から同ウイルス断片の可能性がある成分が検出されたとのことです。
現在のところ問題はないようですが、一層安心して使用できるように、B型肝炎発症との関連性を科学的に検証するべく、供給を一時中止しているとのことです。
今まで「ラエンネック」注射を受けている方の安全には問題がないということなので、ひとまず安心です。
さて、クリニックによっては、「ラエンネック」の代わりに「メルスモン」を投与するところもありますが、この2つの違いは何でしょうか?
※2018.09.19追記
私が通う福岡のクリニックでは、無事ラエンネックが復活しておりました。
「ラエンネック」と「メルスモン」の違い
結論から言うと、美容目的で使用するなら、「ラエンネック」も「メルスモン」も効果の違いはありません。
医療目的であれば、肝機能障害の治療薬として「ラエンネック」、更年期障害、乳汁分泌不全と治療薬として「メルスモン」という位置づけです。
ラエンネック | メルスモン | |
製造元 | 株式会社日本生物製剤 | メルスモン製薬株式会社 |
製造 | 分子分画法 | 塩酸分解法(加水分解法) |
効果 | 肝機能障害 | 更年期障害、乳汁分泌不全 |
投与方法 | 筋肉注射 | 皮下注射 |
現在日本で厚生労働省に認可されているのは、株式会社日本生物製剤の「ラエンネック」と、メルスモン製薬株式会社の「メルスモン」のみです。
このどちらもヒト由来のプラセンタで、日本人の胎盤から抽出しております。
プラセンタ注射と言うと、このどちらかを使用しますが、クリニックによって取り扱いの有無があるので、医師との相談が必要です。
美容目的で投与したときの効果
「ラエンネック」も「メルスモン」も1回の投与でははっきりと効果を実感することはありません。稀に効いたという方もおられるようですが、そういった即効性はほとんど期待できません。
むしろ継続して投与することによって、いつのまにか肌の調子がよくなった、シミ・しわなどが目立たなくなったなどの美白・美肌を実感する方が多いようです。
私自身もプラセンタ注射を10年以上も継続して打っていますが、目に見えてこれといった自覚症状は感じません。
しいて言うなら、50歳をとうに過ぎても更年期障害にならない、風邪をここ10年引いていない、周りの人がインフルエンザにかかっても自分には移らない(予防接種もしていません)など思い当たる効果はあります。
美容面で言うなら、自分で言うと自慢っぽくなってしまうので、あまり言いません。笑
…と言うと、変に誤解されてしまうので、子どもたちの友だちや、ママ友から年齢を明かしたときに驚かれるということくらいでしょうか…。(やっぱ、自慢に聞こえるのでこの辺でやめておきます。顔出しする勇気はないので…笑笑)
「ええ~、とても53歳には見えなーい、52歳かと思った」(joke)
しかし10年変わらないというのは、ある意味、すごい効果なのでは…??
ラエンネックとの比較
もし更年期障害の症状が出て、医師からも診断されると、「メルスモン」は保険適用で受けることができます。
今回、ラエンネックの一時中止を受けて、「メルスモン」注射を数回打ってみましたが、特に副作用などの弊害はありません。
私が受けているクリニックでは、メルスモンのほうが少し料金が高いですが、ラエンネックが再開しても「メルスモン」を継続してもいいかな…と感じています。
何より「ラエンネック」は、筋肉注射。行きつけのクリニックの看護師さんは注射が上手なので痛くはありませんが、皮下注射の「メルスモン」のほうがさらに痛くない感じです。
ただ、メルスモンも品薄で、なくなり次第終了と言われているので、「プラセンタ注射」ができなくなることが恐怖です。
…と言ってまとめて打っても、即効性は多少あるかもしれませんが効果の持続はなく、1アンプルを頻繁に継続して打ったほうがいいと看護師さんからアドバイスを受けました。
(そもそもこの「メルスモン」、通いのクリニックでは1回1アンプルのみ。まとめ打ちはできません。汗)
全国のクリニックでも代用しているところは、本数制限があるところが多いようですね。
「メルスモン」がなくなる前に、「ラエンネック」が再開するのを祈っています。
いよいよなくなったら塗るヒトプラセンタジェルで代用しようか…。
…というか、並行して使っていますがいい感じ♪