毎日睡眠は充分とれていますか?
「はい、ばっちり10時間取れています」
なんて方は滅多にいませんよね?
万年睡眠不足…
きちんと寝ればいいのでしょうが、多忙な日々でそういうわけにはいきません。
そして案の定、仕事中に突然睡魔が襲ってきたり、
そもそも朝から頭がボーっとしていたり…
本当は毎日しっかり睡眠をとることが大切ですが、あくまでも応急措置として睡魔を打破するアイデアをご紹介します。
私が試してみてこれは、なかなかイケるではないか!と思ったもの、効果があるといわれているけどイマイチだったものを列記してみました。
人それぞれ効果の違いはあるものの、これのいずれかを試してみては?
Contents
日中の睡魔をとりあえず消す打開策
眠気覚ましに効果のあるツボを強く押す
おススメ度:★★★★☆
首と頭蓋骨とのつなぎ目のところ(後ろ髪の生え際の部分)の少し凹んだ部分にある 風池(ふうち)というツボを、両手を頭の後ろにあてて親指でグイっと押し上げるように押すと頭がスッキリします。少し痛気持ちいい程度に押すと頭がじんときて目がさえます。 眼精疲労にも効果あり。
親指と人差し指の間にある「 合谷(ごうこく)」というツボをギュッと押してみるのも効果あり。痛気持ちがいい強さで5秒間押し続けます。
なにより合谷は手のツボなので、ツボ押しする際も目立たずこっそり行うことができます。会議中や授業中など机の下でギュッと押しても誰にも気づかれません。
鼻の骨の上部分で目頭より少し内側(ちょうどカーブしたところ)にあるくぼみのところに 清明(せいめい)というツボがあります。
そこにそれぞれ親指を当てて、内側斜め上に向かってぎゅっと押します。
ぎゅ~~っと押すと、痛いけど気持ちいい感触で、目がジーンとします。そのまま4~5秒ほど押し、ぱっと離すと、目の周りと脳がスッキリします。
モヤモヤした眠気があるときに効果的。また目が疲れたときにも効果ありです。
ただ眼球を傷つけないように優しく行うことがポイント。やり過ぎると眉間が痛くなるのでほどほどに。
会議中などは目が疲れた~なんて雰囲気を醸し出しながらやると、バレません。
息を止める
おススメ度:★☆☆☆☆
わりとポピュラーな方法として、「息を止める」ということが言われていますが、本当でしょうか?
数十秒(できれば極限まで)息を止めて、苦しくなったら息を吐き、吸うと脳に酸素が行き渡り、頭がスッキリするということ。
試しにiphoneのストップウォッチで何秒息を止めることができるか計測してみました。30秒超えたあたりから苦しくなり、40秒で血圧が上がる感じ、50秒で頭の中の酸素がなくなっていく感じ。動悸がしそう…。1分1秒35でストップ。
眠気が治まるどころか、頭が重くなりました。
これは、健康のためにやらないほうがいいです。
保冷剤などで冷やす
おススメ度:★★☆☆☆
体を冷やすと交感神経が働き、リラックスさせる副交感神経の働きを抑制させるため眠気対策になります。
保冷剤や保冷シートなどを首筋や足の付け根、わきの下など太い血管が通っているところに貼ると効果的。
ただし眠くなるとわかっていて事前に準備しているならともかく、普段持ち歩くものではないので現実的ではなさそう。可能なら職場の冷凍庫にストックしておくという手も。
鼻にメントールを塗る
おススメ度:★★☆☆☆
清涼感のあるメントールは、さっぱりとした香りで嗅覚を刺激してくれるためリフレッシュ効果はあり、集中力が高まります。
メントールのタブレットも効果的。
同じようにクール系の目薬を差すという方法もあります。
しかし本当に眠いときには即効性はあるかもしれませんが、持続性については疑問。
アロマを嗅ぐ
おススメ度:★★☆☆☆
アロマテラピーと言えば、リラクゼーション効果を高めるために行うことが多いですが、柑橘系、カンファー、テルピノールなどの香りは目を覚ます効果があります。
アロマを1滴ティッシュに垂らしてその香りを嗅ぎます。
即効で効き目が表れるものではないけど、ちょっとした睡魔なら有効かも?!
トイレに行く
おススメ度:★★★☆☆
これは書くかどうか迷いましたが、睡魔で頭が重たいときに、トイレに行って排泄したとたんモヤモヤとしていた意識がスッキリしたことがありました。
便秘が睡魔を引き起こす?
医学的根拠も何もないので有効だと立証できませんが、すっきりした排泄をすることで血の巡りがよくなり、脳が覚醒した?
コーヒーを飲む
おススメ度:★★★☆☆
お茶やコーヒーに含まれるカフェインは眠気覚ましに効果があります。朝コーヒーを飲むと頭がさえます。ただしお砂糖やミルクが入ったものより、ブラックコーヒーやストレートティーのほうが効き目はありました。
また飲んだからといって即効性はなく、カフェインが血中に到達するまでに30分はかかります。眠くなりそうと思ったら早めに飲むようにしましょう。
また夜の睡眠の妨げになるため、飲む時間はできれば寝る前の6時間までにしておき、夕方以降は飲まないようにしたほうがいいです。
栄養ドリンクを飲む
おススメ度:★★★★☆
眠気覚ましに特化した栄養ドリンクは確かに効き目があります。
かつて宅建試験勉強中に、同僚から教えてもらった栄養ドリンクを飲んだところ、てきめん眠気が覚めました。
ただし多量の飲用はダメ。妊娠中及び授乳中の方、子どもにもNG。
ガムを噛む
おススメ度:★★☆☆☆
噛むという行為は脳を刺激するため覚醒作用があります。しかし仕事中や授業中はクチャクチャと噛んだりはなかなかできませんね。
耳を引っ張る
おススメ度:★★☆☆☆
両手で左右の耳たぶを持ち、下にゆっくりと引っ張り3秒経ったら離します。これを4~5回くり返し、最後に耳全体を揉みほぐします。
耳たぶには100以上のツボがあり、頭痛や肩こりにも効果あり。
個人差はありますが、私はツボ押しのほうが効果を実感できました。
体のどこかをつねる
おススメ度:★☆☆☆☆
つねったり、叩いたりして痛みを加えることで眠気をごまかす方法。つねったときはそちらに気がいき、眠気がさめた感じになりますが、止めるとまた睡魔が襲ってきます。
あまり合理的な方法ではなく、おすすめしません。
仮眠をとる
おススメ度:★★★★★
本当に手っ取り早く眠気を解消するなら、10分できれば20分程度寝てしまいましょう。
頭がスッキリします。
私が高校のころ、あまりの眠たさに耐えきれず、ノートに目の絵を描き、切り取って両面テープで閉じた瞼の上に貼り付け、堂々と目を閉じたまま授業を聞いていました。今でも級友同士集まるとその話題になります。見てみぬふりしてくれた先生、ありがとうございます。
これはギャグにしても、ちょっとだけ仮眠をとるとかなりスッキリします。
もっとも効果的な方法は夜しっかり寝ること
今までの方法を覆す結論で申し訳ないのですが、
眠気対策で一番有効なのは、やはり 夜しっかり寝ることです。
つい夜更かししてしまった翌日はつらいですよね。しかししっかり睡眠を取った翌日は睡魔にも襲われることなく爽快に過ごせます。
アメリカの研究結果では 7時間睡眠の人は病気になりにくいということが報告されています。
7時に起床するなら24時には寝るようにしたいですね。
「寝る子は育つ」と言いますが、寝ている間に成長ホルモンがしっかり分泌されて、自然治癒力が高まります。子どもだけではなく、年を重ねた私たちも成長ホルモンを分泌させることによって新陳代謝が高まり、ターンオーバーも整い、肌の活性化などいいことづくめ。
睡眠はお金のいらない美容液ですね。
日中に日光を取り入れる
良質な睡眠を取るためには日中に日光をしっかり浴びることが大切になってきます。
深く眠るためには睡眠誘発ホルモンである「メラトニン」の分泌を盛んにする必要があり、メラトニンを多く分泌させるためには日光を浴びることで分泌される「セロトニン」が必要となります。
また朝起きて日光を浴びると「メラトニン」の分泌がストップし、脳が覚醒します。
朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる、できれば日中1時間くらいは日光を取り入れるなど普段の生活に取り入れたいですね。