お正月からあっという間の1週間。そろそろ胃も疲れた頃、そう七草粥の出番です。
母が七草をどこからか仕入れてきました。
最近、ブログに協力的な夫。
本日の題材ができたね!「七草粥」の記事を書いたら?と提案してきた。
そうだね…。せっかく七草もあることだし…。
まずは、セリ、ナズナ、ゴギョウ…ここまでは言える。
あとなんだったけ?母がていねいに七草の上にメモ書きしていたので、あとからじっくり画像をとってひとつずつ精査してみよう…。
と、台所に行くと
ガーンΣ( ̄□||||!!
母が…
私がブログを書くことなど知らない母が…
七草をすでにゆがいていた…
と言うわけで、すでにゆがかれた七草がこれ…。
今回はこれで七草粥を作ります。
七草粥(ななくさがゆ)って?
無病息災を祈って食べられるもの
なぜ七草粥は1月7日に食べられるようになったか。
それは人日(じんじつ)に深い関係があるのです。
その人日とは何ぞや?
ずばり、1月7日のことです。
1月7日は「人日(じんじつ)の節句」の行事で五節句のひとつです。
五節句と言えば、
3月3日が上巳の節句(じょうみのせっく)
(ひな祭りと言えばピンと来る?)、
5月5日が端午、
7月7日が七夕と聞くとわかりやすいですよね。
つまり人日はその行事のなかのひとつ。
その人日の日の朝食に七種の草を食べて、無病息災を祈るということで、平安時代から行われていた行事です。
1月7日と言えば、正月料理のご馳走を食べ続け、祝い酒を飲んでそろそろ胃も疲れてきた頃。
その弱った胃を休めるために、あっさりした七草をお粥にして食した…というのが先人の知恵です。
以後、1月7日は人日ということで七草をお粥にすることが定着しました。
七草の種類
子どもの頃、七草を言いなさいと言われ必死に覚えたのが、
セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ。
でも今回、母が仕入れてきたのは、セリ、ナズナ、ハハコ草、ハコベ、タビラコ、カブ、大根とちょっと違う…。
なんだ、これ?とウィキペディアで調べたところ、地方によって食材が異なると言う記載が。
小松菜やゼンマイなどを使っている地方もあれば、栗や豆腐、こんにゃくなど実にさまざま。
私が住む福岡では、なんと鯨肉なんて書いてある…。
ここは気にせず、必ずしも7種類揃えなくてもよさそう…。
我が家の七草粥の作り方
材料
- 七草(今回仕入れたのはセリ、ナズナ、ハハコ草、ハコベ、タビラコ、カブ、大根)…適宜
- 冷ご飯…適量
- 鶏肉…1/2枚
- 久原の茅乃舎だし…2パック
- 卵…1個
- 薄口しょう油…大さじ1
- 塩…ひとつまみ
- しょう油…小さじ2
How to cook
- 鶏もも肉を1口大に切る。
- 久原の茅乃舎だし2パックを約1リットルの水で沸かして煮る。
- 2の鍋に1の鶏肉を投入。
- 冷ご飯(冷凍ご飯)を電子レンジで解凍する。
- 4のご飯をザルに上げ、流水で洗う。
- 3の鍋に薄口しょう油、塩、しょう油で味付けをする。
- 6の鍋にご飯を入れ、暫く煮る。
- ゆがいた七草を小さく刻み、7の鍋に投入。
- 卵1個を割り溶いて8の鍋に流し入れる。
- 卵が固まったらできあがり。
できあがり
本来、七草粥は胃休めのためあっさりとした味付けがいいとされています。
しかし我が家ではがっつり食べたい長男がいるので、鶏肉を入れコクを出して仕上げました。
鶏肉を入れると、ガラスープの素のようにコクがでるので、おじやをするときには我が家では鶏肉は欠かせない素材です。
七草粥を作るポイント
お粥やおじやを作るとき全般に言えますが、ご飯はザルに上げて洗っておきましょう。
ぬめりがとれます。
昆布や鰹節などで出汁をとるのが本来ですが、今回は久原の「茅乃舎だし」を使いました。
優しい上品な味に仕上がります。
Note
胃休めにちょうどいい時期の「七草粥」は、昔から伝わる先人の知恵です。
本来はだし汁を取ってお米から土鍋で炊くのが正当なやり方だと思いますが、我が家ではおじややお粥のときは冷凍ご飯を使っています。
溶き卵も加え、これって本当に胃休めになる?と思うのですが、まぁ、家庭ごとに楽しめる味があってもいいか~とアバウトに作ってみました。
そのほか、ご飯についての記事も多数書いてます。
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