福岡と言えば、いろいろ美味しいものはあるけれど「もつ鍋」は格別です。
(冒頭ご当地自慢になってすみません。他県から来た方は一同に口を揃えて食べ物がおいしいと絶賛して下さるのですっかりいい気になっている博多っ子です。←博多おばちゃん?)
もつ鍋店はあちこちにあり、どこを取っても味に引けはとらず、居酒屋にもさりげなく置いてあり、福岡では気軽に食べれる鍋料理です。
私は博多っ子なのでその環境が当たり前と思っており、夏でももつ鍋屋は繁盛しています。
ところが県外から福岡に来た人に言わせると、夏場に鍋などあり得ないと言う。
そして意外にも「もつ鍋」は外で食べるものだと思われているようです。
近所にもつ専門店があることもあって、我が家では当たり前に月1~2回くらいもつ鍋をします。
そこのもつは湯通しせずにそのまま鍋に投入して食べてと薦められます。そのもつの美味しいこと…。
そうは言っても福岡県外の方がもつ鍋を食べたいと思ったときに、どうやって作ったらいいか…という疑問もあると思うので、簡単なお品書き…。
Contents
自宅でつくる「博多もつ鍋」
プロの味を頼るのが早道
お品書き…と言いながら、まったく邪道と言われるかもしれません。
本来ならスープの作り方からご紹介すべきですよね。
でもここは本場の博多の味を味わってほしくてスープは市販品をご紹介します。
福岡では普通に家庭でもつ鍋を食べることから、スーパーでも、もつ鍋のスープの種類は豊富。
今回は、福岡が誇る久原の「博多もつ鍋」のスープを使ってみました。
それで、肝心なもつは…
最近、会社の後輩に連れて行ってもらったもつ鍋屋で何度もリピしているお店が「一藤」そこのもつ鍋が最近お気に入り。
ここのもつ鍋は外せません。
実はトップ画像の「もつ鍋」も、一藤を意識して盛り付けてみました。
本来ならニラを鍋いっぱいにこんもりと盛って煮るのですが、一藤のもつ鍋は真ん中にニラが並んだなんともお上品な盛り付け方。
ここも私の中でポイントが高かった…。
後輩がおススメなのは味噌味。にんにくが効いていて一度食べたら病みつき。
近所のスーパーにもつが置いてある場合、「もつ」ではなく「ホルモン」と書いてあるところもあります。
もつ鍋のときはミックスではなく「小腸」を選ぶといいです。
私はいろんな味を味わいたくてミックスを買っておりましたが、センマイなどが入っており、どうももつ鍋には合わない。
ミックスは焼肉のときに買うようにしました。(そう!焼肉にホルモンを入れるとこれもまた美味しいんですよ~)
下準備
我が家の近所のもつ肉店は品質に自信があるので、もつは湯通しせずにそのまま鍋に投入し、沸騰したら灰汁を取ればいいと教えてくれました。
通常のもつは一度湯通しをして調理します。
鍋に水と生姜(臭み消し)を入れて沸騰させ、牛もつを入れてひと煮立ちさせます。すると大量の灰汁が出てきます。
ザルにもつを上げて、水で灰汁を洗い流します。これでもつの下準備は完了です。
後は鍋に入れて煮込んでOK。
材料
【4~7人分】
- もつ…500g
- キャベツ…1/2個
- 玉ねぎ…1個
- ニラ…4束
- 豆腐…1丁
- にんにく…1かけ
- 唐辛子…2本程度(お好みで)
- ちゃんぽん…2~4玉(お好みで)
- もつ鍋スープ…600g入り2個
材料は食べる量によって調整してください。我が家は7人家族で大食漢の息子がいるのでやや多めの量です。
もつだけでは足りないので、豚しゃぶを加えています。(ほんと、邪道ですね…)
シメはやっぱり「ちゃんぽん麺」が定番です。
我が家の自宅で食べるもつ鍋はお子ちゃまがいるので、悲しいかな最初からちゃんぽん麺が入っております。
本当はビールでも飲みながらもつ鍋を堪能したあとに、シメのちゃんぽんを食べたいところですが…。
ご飯を入れて雑炊にしても美味しいですが、いつもお腹いっぱいになって雑炊まで行きつきません。
お子さまがいない場合は、本来の「もつ鍋」を楽しんでくださいね。
お子さまがいる場合でも割り切って最初からちゃんぽん麺を入れてもそれはそれで家庭の味のもつ鍋になるので良いものですよ…。
自宅でぜひ「博多もつ鍋」を味わってくださいね。
ちなみにいつも我が家で使っているもつ鍋スープは「ダイショー」です。