いよいよ令和元年10月1日から消費税が10%に上がります。
増税になる前に買っておきたいものなど慌ただしいと思いますが、一方で仕事や家庭においても準備しておかなければならないこともあります。
その一つに、日々使っている電卓の消費税ボタンの設定。2014年4月に5%から8%に引き上げられて5年半。
たしかその時にも電卓の設定変更をしたはずですが、なにせ5年前。
記憶にないかと思いますので、おさらいです。
電卓の税率設定の変更方法
CASIOの場合
現行は、消費税8%で設定しているため、「税込」ボタンを押すと8%加算した数字が表示されます。
これを10%に修正していきましょう。
1 [AC]ボタンを押します。([C/AC]ボタンの場合は2回押します)
2 [%](税率設定)ボタンを約3~4秒ほど長押しします。
3
すると、現行の8という数字と、窓上部に「税」と「%」が表示されます。
4
[C]ボタンを押してから、税率の10を入力します。(ボタンの[1][0]を押す)
5 [%](税率設定)ボタンを押すと税率が設定されます。
6
10%になりました。[AC]ボタンを押してFINISH。
1,000円の税込みは、1,100円とちゃんと表示されるようになりました。
CITIZENの場合
1 [C・CE]ボタンを押します。
2
ボタンの[1][0]を押します。
3 [税率]ボタンを押します。
4 [税込]ボタンを押します。税率%が10となりました。 [C・CE]ボタンでFINISH。
1000と入力し、[税込]ボタンを押すと、「1,100」と表示されるようになりました。
SHARPの場合
※画像をクリックすると詳しい商品サイトに飛びます
[税込]、[税抜]、[TAX]ボタンがあるモデルが対象 1 [C]または[C・CE]ボタンを押します。([C・CE]ボタンタイプは2回押し) 2 [税率設定]キーを押します。 3ボタンの[1][0]を押します。(設定する税率を入力)
4 [税率設定]ボタンを押してFINISH。
CANONの場合
※画像をクリックすると詳しい商品サイトに飛びます
1 [CA]のキーを押します。 2 [税込(税率設定)]のキーを押します。 3テンキー電卓のディスプレイ画面左上部に「税 %」の表示が点滅しているのを確認し、[1][0]のキーを押します。(例:税率10%の場合)
4ディスプレイ画面に「10」と表示されます。(「税 %」は点滅のまま)
5再度[税込(税率設定)]のキーを押します。
6「税 %」の点滅が確定、FINISH。
日本における消費税の歴史
ちなみに、若い世代の方は生まれたときから当たり前に消費税がかかっていたと思いますが、わたくしアラフィフ世代の若かりしころには消費税はありませんでした。
日本に初めて消費税が導入されたのは、1989年(平成元年)4月。税率3%で消費税法が施行されました。竹下総理のときで、ちょうど今から30年前の話です。
そこから1997年(平成9年)4月、橋本総理のときに5%に引き上げられ、2014年(平成26年)4月安倍総理のもと8%になり、現在に至っています。
税率が変わることによって、各企業も対応を迫られます。システムの変更だったり、商品タグの入れ替えだったり…。
店頭に並ぶ商品の値札も税込み表示だったり、税抜表示だったりして紛らわしいし、一体安いのかどうか比較がしづらくなります。
計算だけで言うと、8%より10%のほうがイメージしやすくもありますが、負担が増えるのも事実。
日本の将来のため、子どもたちの未来のため、財源確保は必至ではあるものの、もっと他に手段はありそうなものを…と心の中でつぶやきつつ、しぶしぶ電卓の設定キーを押す今日、この頃…。