私が現在勤めている職場は6年前に支店開設しました。
その立ち上げメンバーとして参加させて頂き、今に至っています。
そして福岡支店開設のとき、お客さまから支店開設祝いが続々と届き、そのほとんどが蘭の鉢植えや観葉植物。
6年経った今でも元気に育っているのは5つの観葉植物の鉢のみ。
陽の当らないオフィスでよく元気に育ってくれているもんだ…、もっと頑張ってねと水遣りをしています。
その中でも一番大きくそびえているのが『幸福の木』
そしてその木に今年はじめてなんとお花が咲いたのでした!
幸福の木って花が咲く?
幸福の木(ドラセナマッサンゲアナ)
めったに咲かない花
お花が咲きはじめたとき強烈な匂いを発し、オフィス中何とも言えない匂いが充満…。
例えるならばジャスミンを強烈にしたような匂いで、まるでトイレの消臭剤を思いっきりまき散らしたような鼻がどうにかなりそうな匂い。
あまりの匂いの強さにどうしたものか調べたところ、なんとこの花、非常に珍しくて、十数年に1回咲くか咲かないか…ということが判明。
そのことに気づいてはじめてカメラを向けたものだから、もうしおれかけ…。
最初ももっと白くてきれいでしたが、あっという間にその花の数を増やし画像のような状態になっていました。
さすがにオフィスでお客さまがいらしたときにこの匂いはまずいでしょ…と剪定する気満々でしたが、十数年に一度咲くか咲かないかと聞いたら、剪定できなくなりました。
6年前、事務所開設時に頂いた「幸福の木」はまだ私の身長よりちょい高いくらいでした。
このころには花が咲くとは知る由もなく…。
2020年2月また花を咲かせました
※2020年2月追記
滅多に花を咲かせない幸福の木(ドラセナマッサンゲアナ)ですが、なんと2年後の2020年2月にまたもや花を咲かせました。
2020年2月5日 一番てっぺんに花のつぼみを発見。
2020年2月10日 2箇所に花を発見。
白くて小さな花です。まだ全然香りはしません。
2020年2月14日 夕方くらいから鼻を刺すジャスミンの香りを強烈にしたような香りがオフィス中に充満しました。
見ると開花している感じです。あまりの香りの凄さにオフィス内にいるメンバーから我慢できないというクレームがあったため、お花1個だけ残して泣く泣く剪定。
その1個のお花からも香りが放たれています。せっかく育ってくれたのにごめんなさい。また花を咲かせてね。
幸福の木の基本的な育て方
幸福の木の基本情報
幸福の木の原産地はアフリカを中心とした熱帯地域です。
リュウケツジュ科・ドラセナ属に属し、学名を「ドラセナ・フラグランスマッサンゲアナ(Dracaena fragrans ‘Massangeana’)」と言います。
「隠しきれない幸せ」という花言葉を持つドラセナマッサンゲアナは、ハワイで「玄関に置くと幸せを呼び込む」と言い伝えられ、「幸せの木」と呼ばれるようになりました。
風水的にも、気の流れがよくなり運気が上がるということから、オフィスの開業祝いや新築祝いの品として人気があります。
日当たり
年間を通して日光にあてたほうが形よく育つということですが、直射日光に当てると葉焼けしてしまいます。
理想は日当たりのいいリビングの隅に置くのがいいのですが、私のオフィスでは窓のない入り口付近に置いているので全く陽があたりません。
蛍光灯の灯りと電球色のスポット照明の下に置いており、そんな環境下で6年経つけれどすくすくと育っています。
南国の植物なので、寒さには弱く、室内温度が5度以下では枯れてしまいます。
またエアコンの風が直接あたる場所も好ましくありません。
水遣り
基本的に土が乾いたら水をやるようにします。
春から秋の成長期は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。特に9月から10月上旬は成長期にあたるのでしっかり水を与えましょう。
寒くなってきたら土の乾きが徐々に遅くなってくるので水遣りの回数を控えます。
水をたっぷり与えたら受け皿に水が溜まりますが、そのままにしておくと、根腐れをしやすいので処分します。
冬の暖房などで乾燥してきた場合は、葉に霧吹きをかけて保湿してあげましょう。
肥料
実は肥料についてはあまり与えていません。
それでもすくすく成長しているので問題ないようです。
ただ葉に元気がない、色がくすんでいる…と感じたときには、植木鉢の土に刺すタイプの肥料アンプルを与えています。
本来なら5月から10月の生育期にはたくさんの栄養を必要とするので、肥料をあえるようにしたほうがいいようですね。ただし冬場は必要ありません。
花のあと…
幸福の木の元気がなくなってきた際に、子孫を残すために、花を咲かせるという説もあるようです。
ということは、わがオフィスのドラセナちゃんも終焉を迎えるのも近いってこと?
そうならないように、今以上に愛情を持って見守ってやらなければ…。
Note
開業祝いや新築祝いなどお祝いの品としても人気の高い「幸福の木」は、手入れも難しくなく、週に1~2回程度与えているだけでこんなにすくすく育ち、花までつけてくれました。
今度は真っ白いかわいらしい花の画像をぜひお届けしたいと思っているので、次、いつ咲くかわかりませんが枯れないように育てていきたいと思います。
滅多に咲かない花を咲かせた今年はラッキーな年になりそう…。