脳梗塞で倒れ要介護4の認定を受けた父。
退院前にケアマネさんと福祉用具販売の担当者さんとの綿密な打ち合わせをし、入浴用の椅子は既存のものから福祉用に買い替えることにしました。
福祉用具を介護保険で1割負担で購入できる条件
要介護指定を受けると、特定福祉用具が1割(所得によって2~3割)負担で購入することができます。
ただしチェックしておかなければならない点があります。
- 利用限度額1年間につき10万円まで
- 1品目あたり原則1回
- 対象の品目のみ
利用限度額1年間につき10万円まで
購入の場合、レンタルとは別に年間10万円を上限として、購入費用の9割が支給されます。
つまり1割負担で買えるってこと。
利用者が全額を支払い、領収証を添えて役所に申請したあと、9割の払い戻しを受けるというシステム。
1年の期間は毎年4月1日から翌年3月31日までとなります。
我が家の場合、福祉用具販売会社の方が手続きをしてくれたので、1割分を現金で支払い、預かり証を発行してもらいました。
領収証を業者の方が持ち帰り役所に提出して手続きしてくださいました。
1品目あたり原則1回
購入した品目については、年内は同じものの購入は支給の対象とはなりません。
ちょっとわかりにくいな…と思ったのですが、シャワーチェアを購入して、もう1台欲しいと思ったときは年内だと全額自費で購入しなければならず、次年度だと支給の対象となるということです。
なんでこんなシステムにしてるのかよくわかりませんが、購入の際は慎重に検討しないといけないですね。
まあ、よくよく考えるとシャワーチェア2台は要らないんですけどね…(笑)
福祉用具購入の品目
要支援1、2、要介護1~5の認定を受けた場合
- 腰かけ便座
- 自動排泄処理装置の交換可能部分
- 入浴補助用具(入浴用いす、浴槽用手すり、浴槽用いす、入浴台、浴室内すのこ、浴槽内すのこ)
- 簡易浴槽
- 移動用リフトの吊り具の部分
- 排泄予測支援機器
が、1割負担(所得に応じて2~3割)で購入することができます。
今回購入を決めた入浴用いすについても支給の対象なので1割負担で購入できました。
まずはお試し
父のケアマネさんが選んだ福祉用具販売の会社では、サンプル品があり、入浴用いすも初回打合せ時に持参してくださいました。
使ってみて、これは持っておいてもいいと判断し購入することに。
サンプル品はブルーでしたが、浴室がぱっと明るくなるようにレッドを選びました。
福祉用入浴用いす購入
安寿折りたたみシャワーベンチISフィット
メーカー:アロン化成
定価:26,400円(税込)
福祉用具販売会社の担当者のすすめで、背もたれとひじ掛け付の椅子を選びました。
クッションがあるので座っていても痛くないし、冷たくない。
冬場は特に気持ちの良さを感じれそう…。
高さの調節ができるので、浴槽の高さに合わせたり、座りやすい高さに変えることができて便利。
折りたたむこともできるということですが、今のところ折りたたんだことはありません。
折りたたみの機能はあれば便利かもしれませんが、常時使うものなのでマストではないかも…。
ひじ掛けは健常者の場合は注意が必要。
身体を洗っていると、ときどき肘を打ちつけ、じ~~んっとなることしばしば。
ひじ掛けは上にあげて使用しています。
ひじ掛けつきを選ぶときは跳ね上げ式のものを選ぶべき。
入浴介助についてはこちらに詳しく書いてマス!
気になる購入価格
我が家が選んだシャワーベンチは定価から割引してくれ税込17,200円。1割負担なので1,720円で購入することができました。
2,000円以内でシャワーチェアが購入できるなんて!
商品選びは慎重に
使ってみて、しまった!( ̄ロ ̄lll)っと思ったことが1点だけあります。
実は父、前立腺がんを患っており、癌で尿管が狭くなりおしっこが出づらくなったので尿道カテーテルを挿入しています。
癌のせいかわかりませんが、陰茎のところが膿んでおり、少し出血があるんですね。
座面が赤のせいで、血にみえて一瞬ギョッとすることしばしば…。
ブルーかグリーンにするべきたっだ…。
こんな場合、同じ品目は2度目の購入は年内いっぱい支給の対象にならないため全額自費。
まあ、大した問題ではないのでこのまま使い続けます。
まとめ
シャワーチェアは福祉用具購入対象用品なので、1割負担で購入することができます。
介護保険の要介護認定または要支援認定を受けた人は対象となるので、入浴のときに立ち上がりが辛くなったり、骨折などした方は検討してみるといいと思います。
\認定を受ける手順についてはこちらにまとめています/
椅子のタイプにもよりますが、福祉用具のカタログにざっと目を通してみたところだいたい13,000円~34,000円程度でした。(その1割負担)
福祉用のシャワーチェアは健常者が使ってもクッションが柔らかくて使い心地がいいです。高さの調整ができるのも便利。
浴室のデザイン性を重視するとイマイチかもしれませんが、機能性重視なら健常者が使ってもいい商品だと思います。
ある日突然脳梗塞で倒れた父。要介護4の認定を受け、約5ヵ月の入院を経て無事退院。
在宅で週2日デイケアに通いながらゆっくりと過ごすことにしました。
介護無知な私に降りかかる介護問題や、高齢の両親との暮らしを綴ります。