吹き抜けのメリット&デメリットは?解決方法とレイアウト事例集

吹き抜けのメリット&デメリットは?解決方法とレイアウト事例集

吹き抜けのある家っていいですよね。同じ空間でもなんとなくゆったり感を感じてしまいます。でも、所詮吹き抜けなんて広い住まいにしか採用できないんじゃ?

私もそう思っていました。そして家を建てることが決まっていくつかのハウスメーカーに設計図を書いてもらいましたが、最後に提案してきたハウスメーカーが、なんと40坪の狭い土地に建てる家に吹き抜け空間を設けて提案してきました。

どのハウスメーカーも空間が無駄になることから吹き抜けの案はありませんでしたが唯一そのメーカーだけがリビングの窓際(ソファを置くと想定した位置)の上にちょっとした吹き抜け空間を提案してきたのでした。

これに感動した夫は決めかけていたハウスメーカーを断り、急きょこのハウスメーカーと契約を締結したといういきさつがあったのです。

そんなわけでほんの少しですが吹き抜け空間を設けた我が家。

スペースが許すなら食卓の上を吹き抜け空間にしてくるりと回廊を設け、個室がある…なんて間取りに憧れます。

吹き抜けへの憧れから吹き抜けについて調べてみました。

モデルルームの内覧をすると憧れてしまう吹き抜け空間。注文住宅を検討している方の大半は悩む吹き抜けを設けるかどうか。でもそれって贅沢?自分の家に果たして取り入れることはできるのか?また必要なのか?吹き抜けのメリット&デメリットに迫ります。

Contents

吹き抜けとは

連続している空間

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吹き抜けとは1階と2階以上が連続していて高さのある空間がある間取りです。開放感を得られることから人気があります。吹き抜けにもいろいろなタイプがあり、大空間に設けたものや、ちょっとした空間にあるものなどさまざまです。

同じ吹き抜けでも階段の位置や窓の数によって印象が変わります。それぞれのメリット、デメリットをチェックしてみましょう。

ロフトと根本的に違う点

ロフトと吹き抜けは同じようにみえますが、厳密には違います。吹き抜けは複数の階にまたがって床がない空間のことで、平屋では吹き抜けは存在しません。

一方、ロフトは1つの階にある天井までのスペースに敷居を入れ、そこをスペースとして有効活用したもので、平屋の家でも作ることが可能です。

吹き抜けのメリット

開放感がある

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メリットとして1番に挙げられるのは開放感があることではないでしょうか。床から天井までに高さがあり、広々とした空間が感じられます。開放感のある家なら快適に過ごせそうですね。

高さがあるのとないのとでは、同じ面積でも高さがあるほうが広くみえる効果があります。逆に天井高が低いと圧迫感を感じてしまいます。

狭い部屋でも天井高を高くすれば視覚的心理が働き、ゆったりとして見えるためあえて高く空間を持ってくる設計もありです。

日当たりの良さ

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窓の位置や数、大きさによっては多くの光を家に取り込めます。吹き抜けのある家は高い位置に窓をつけることができるので日当たりの良い家になります。

日当たりの良さは生活するのにとても重要なポイント。光を浴びることでより健康に過ごせ、気持ちもゆったりとしてきます。

コミュニケーションが取りやすい

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1階と2階に仕切りがないのでコミュニケーションが取りやすくなります。声も届くので2階から1階へ、1階から2階へと声をかけることができます。

家族間のコミュニケーションの取りやすい間取りは嬉しいですね。吹き抜けのある家なら家族の会話も増えることでしょう。

デザイン性の高さ

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吹き抜けのある家はパッと見た印象がとてもおしゃれです。吹き抜けだからこそできる窓の位置や階段のレイアウトなどデザインを考えるのも楽しいものです。

天井が高いので大きな観葉植物などを置いても圧迫感がありません。

換気しやすい

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窓を多く配置し開閉できる大きな窓をつければ換気もよくなります。風が通るように窓やドアの位置を考えましょう。

高さがあるので空気がこもってしまう印象もありますが、工夫次第で空気の入れ替えがしやすくなります。家を流れる風向きを理解しきれいな空気を取り入れましょう。

吹き抜けのデメリット

メンテナンスが難しい

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デメリットとしてメンテナンスが難しいという点が挙げられます。天井が高いので照明の手入れや高い窓の掃除などメンテナンスに手間がかかる場合もあります。

掃除やお手入れには工夫が必要です。特に高いところのお掃除は怪我をしないよう配慮が必要です。

光熱費の問題

geralt / Pixabay

吹き抜けのある家は光熱費が高くなる傾向があります。

空間にあまり仕切りがないため、冷房や暖房をきかせるのに多くの電力がかかることもあり、夏場は暑く、冬場は寒いという間取りもあります。設計段階で冷暖房効率などを視野に入れて考えておきましょう。

また既に吹き抜けを設けてある家も工夫次第で冷暖房効率をよくすることはできます。ただ光熱費が高くなる可能性は考えておきましょう。

耐震性の問題

struppi0601 / Pixabay

壁が広い分、亀裂などが入りやすい可能性はあります。しかし吹き抜けがあるから耐震性が悪いわけではありません。耐震性の問題は家によってさまざまです。家を建てる際は必ずチェックし、耐震性の強い家づくりをしましょう。

音が響きやすい

仕切りがあまりない間取りは音が響きやすくなります。テレビの音や電話の話し声など生活していて気になってくる部分は出てきます。音が響くのをできるだけ抑える方法を研究しましょう。

臭いが広まりやすい

音が響くのと同じように臭いも仕切りがないと広まりやすくなります。嫌な臭いが家全体に広まってしまうのは避けたいものです。臭い対策も十分に行う必要がありますね。

デメリットを感じさせないために

窓の位置を工夫する

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窓の位置をどうするかによってメンテナンスのしやすさが変わります。高さがあるのでなかなか難しいですが、できるだけお掃除しやすい位置に窓を設置することでメンテナンスも楽になります。

また窓の位置で光を取り込む量も変わるので、窓の位置は慎重に決めてください。光が入りすぎてしまうという欠点にならないように注意しましょう。

窓の種類はどうするか

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窓の種類もどのようなタイプにするか決めなくてはなりません。開け閉めできるタイプかFIX窓か高い位置の窓はどちらにするか迷いますよね。

開け閉めできるタイプは換気ができるというメリットがありますが、高い位置にあるので手動で開け閉めするのは大変です。電動タイプもあるので手間を省きたい方にはおすすめです。

FIX窓は立派で美しい印象で、見栄えが良いのがポイントです。高い窓の開け閉めはせず採光目的という方はFIX窓でも良いかもしれません。それぞれのご家庭にあった使い勝手の良い窓を選んでみてはいかがでしょうか。

手入れが難しい部分は業者に頼む

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高いところが苦手な方や自分ではなかなか手入れができない部分は業者さんに頼みましょう。無理に手入れをしようとして失敗してしまっては意味がありませんし、怪我をしてしまう恐れもあります。

危険な場所のお手入れはプロの方にお願いしてみてください。お金が発生することなので、半年~1年に1回など自分なりにペースを決めて行いましょう。

ファンをつけて空気を循環させる

天井の高い吹き抜けは空気をうまく循環させることが難しくなりますが、ファンを設置することによって空気が全体に循環します。空気が循環すると湿気も溜まりにくくなるので、お手入れの手助けにもなります。

階段の間取り

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階段をどこにつけるのかもポイントです。移動のしやすさや危険性などを考慮しながら決めましょう。特に小さなお子さんがいる方は安全性の高い階段してください。

階段の位置によって臭いの広がり具合や冷暖房の効き具合も変わります。コミュニケーションの取りやすさも位置によって変わります。

デメリットの解決法1:掃除方法

高い位置の掃除アイデア

高い位置はあまり見えないことから掃除が疎かになりがちです。掃除してみたら意外と汚れていたということはありがちです。頻繁には難しいかもしれませんが年末の大掃除など行う時期を決めて取り掛かるようにしましょう。

持ち手の長いはたきやモップなどの掃除道具を使うのがおすすめです。高い位置からホコリを落として低い位置へと掃除を進めていきます。

梯子を使って

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梯子を使えば高いところのお掃除もできます。耐久性のある丈夫な梯子を使いましょう。安定感のある場所に設置してから作業を行ってください。

梯子を使いながらお掃除するのは大変難しいです。はじめは無理をせずに低めな位置から慣れましょう。梯子を移動させながら徐々にお掃除を進めてみてください。

窓の掃除方法

窓の掃除方法は、水拭きで汚れを取ったら乾拭きで水気を取り除き、水気が残っていると水垢ができてしまうのでていねいに拭き取りというのが基本です。
とはいえ、高いところは難しいですね。伸びるタイプのガラスワイパーを賢く利用しましょう。

ガラスワイパーが便利

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伸びるタイプのガラスワイパーなら高い窓も簡単に掃除できます。梯子を使わなくても掃除できるので安全です。窓は内側だけでなく外側の面も掃除しましょう。

外側はあまり気にしない方も多いですが、意外と汚れています。時間のあるときには外側の面の掃除にも挑戦してみてください。

デメリットの解決法2:暑さ・寒さ対策

エアコンの効きを良くする方法

吹き抜けのある家はエアコンの効きがあまり良くないので工夫する必要があります。工夫次第で電気代を抑えられます。効率の良い使い方をしてみてください。紹介するアイデアを参考に試してみてはいかがでしょうか。

サーキュレーターがおすすめ

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サーキュレーターは空気を循環させることができるアイテムです。エアコンと一緒に使うことで冷暖房の効率がアップします。サーキュレーターは部屋の空気を循環させて温度を均一にしてくれます。

1年中使えるアイテムなので持っていて損はありません。

暖房効果を上げるカーテン選び

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暖房効果を上げるためにカーテン選びも重要です。暖かい空気を逃さないように断熱性の高いものを選びましょう。

外からの冷気をカットしてくれる効果もあります。厚みのあるカーテンなら暖かい空気も漏れにくいのでおすすめです。

デメリットの解決法3:メンテナンス

照明の選び方

照明はさまざまな種類のものがありますが、吹き抜けのあるお部屋に取り付ける照明はメンテナンスが大変です。照明選びをする際は見た目のおしゃれさだけでなく、メンテナンスのことも考えて選ぶようにしましょう。

照明の交換方法

照明を決めるときに電球の交換方法が比較的楽かどうかも要チェックです。照明を購入する際に交換方法を確認してください。壁と離れた場所にある照明の交換には脚立を使いましょう。

LED電球なら長持ち

bunch / Pixabay

照明に使う電球はLED電球がおすすめです。LED電球なら長持ちし交換する頻度を少なくすることができなおかつ電気代も軽減できます。

高い場所にある照明の電球交換は手間がかかる作業。できるだけ頻度を減らしたいですね。

音が気になる場合は防音対策をする

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音が気になる場合は防音対策をしましょう。個室のドアに対策をすればリビングの音も聞こえにくくなります。

ドアの隙間に隙間テープを貼ってみましょう。隙間から音が聞こえていることもあるので、隙間テープを貼れば聞こえにくくなるかもしれません。またドアの閉める音も軽減されます。

臭い対策には換気

手っ取り早く臭いを消すには換気が一番です。嫌な臭いがお部屋全体に広まってしまったらお部屋中の窓やドアを開けて換気をしましょう。

お部屋全体に臭いが広まってしまう前の対策にも使えます。サーキュレーターを使って嫌な臭いを外に出すのもおすすめです。

耐震性の良い設計

耐震性の良い設計をしてもらいましょう。家を建てる際に耐震性の強さはとても重要なポイントです。デザインはもちろんですが安全性も考慮しながら設計してみてください。

吹き抜けをどこにもってくるか

玄関を開けたら大空間

玄関を開けた瞬間に、明かりと空間が飛び込み思わず感嘆の声をあげてしまう設計です。

玄関に吹き抜けがあると、視覚が上に広がるため設置している靴箱なども圧迫感を感じることがありません。

ダイニングで階をまたいでの会話を楽しむ

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ダイニングに吹き抜けを持ってくると毎回の食事が楽しみになります。広々した空間、明るいテーブルで家族の会話も弾みます。

吹き抜けまわりはギャラリー

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吹き抜けに廊下をもってくると、家族が自室に入ったかどうか視界にはいるので家族の気配が近く感じられます。

なんとなくペンションみたいで毎日が楽しくなりそうです。

階段を吹き抜けにして

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階段スペースを有効活用。吹き抜けにしたら、明かりが確保できるので家全体が明るい空間に。

リビング内に階段を配置し上に広がる空間を

キッチンに階段をもってきてその上部を吹き抜け空間にすると解放感あふれる空間が生まれます。また家族との調和も図りやすい設計です。

個室を吹き抜けに

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吹き抜けを採用する場所として圧倒的に多いのがリビング、玄関、ついで階段ですが、例えば寝室などの個室に吹き抜けをもってくるというアイデアはどうでしょう?とても贅沢な空間ですね。

スキップフロアに書斎

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スキップフロアに机板を通してパソコンブースや勉強コーナーにした間取りです。

リビング書斎で気配を感じられる空間

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ステップフロアに書斎を持ってきて、家族がそれぞれのことをしていても近くに感じられる空間になっています。 お互いの時間を持ちつつ、一緒にいられるというのは生活の理想ですね。

大開口の窓を取り入れ光を取り込む

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天井が高いと開放感を感じます。光が十分に取り込める間取りです。

白を基調にレイアウト

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清潔感のある白を基調にすると広々空間を味わえます。

本のコレクターにはたまらない圧巻の収納

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吹き抜けにした壁面を本棚として利用。まるで図書館のようなレイアウトです。

鉄骨階段がアクセント

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壁紙の1面をアクセントカラーにすると印象も変わります。鉄骨の手すりとマッチしています。

建物が密集した場所でも明るい住空間を実現

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住宅密集地に建てられた家はいかに光を取りいれるかがテーマとなります。
階段上の明かりを確保することで光が降り注ぐ明るい空間を実現することができます。

ちょっとした吹き抜けがあるだけで

photo by:ahmiosho

これは冒頭申しておりました我が家の吹き抜けです。猫の額ほどの空間ですが、あるのとないのとでは部屋の圧迫感が違います。

その分、長男の部屋(吹き抜けの上)ベッド1つ分程度のスペースが削られていますが…(笑)

吹き抜けをつくるとその分居住スペースは制限されます。敷地面積が狭いと居住空間を重視し吹き抜けを諦める場合も多いです。

しかし広い吹き抜けではなく、ちょっとした吹き抜けがあるだけで、プチ解放感を味わうことができます。大がかりな吹き抜けでなくてもほんの少しのスペースで癒しをもたらせてくれますよ。

Note

吹き抜け空間のある家でゆったり時間を過ごしたいですね。とはいえ吹き抜けの上部は間違いなく空間が犠牲になってしまいます。部屋を削るか空間を設けるかの選択肢になることでしょう。

どの程度妥協できるのか、また吹き抜けを設けることによるメリットとデメリットを比較して自分の家にはどちらが勝るのかを十分考えて設計したいものですね。参考になれば幸いです。

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