久しぶりにジュエリーケースにしまいこんだシルバーアクセをつけようとしたら、真っ黒い物体に化していて、ギョッとした経験はありませんか?
「何ですの?これは…」
こんなの着けれたもんじゃない!と捨てる…
待って!!!
だめ、だめ!捨てては絶対、ダメ~~!!
そもそもそのシルバーアクセ、思い出の詰まったお品ではないの?旦那さんにプレゼントされたものなのでは?それとも元カレ?忘れられない美しい思い出…。
そんな大事なもの、そう簡単に捨ててはなりませぬ。
まずはこれを見てください。
これが驚きのシルバー復活術です。しかも家にあるものでここまでキレイになります。
ぜひ読んでください。損はさせません!
【保存版】シルバーを蘇らせる方法
こんな方法で黒ずんだシルバーアクセが本当にピカピカになるの?という目からウロコの裏技。
騙されたと思ってぜひ試してもらいたい方法です。
アルミホイル+塩+熱湯
【用意するもの】
- 塩…大さじ1程度
- 沸騰したお湯
- 容器または鍋
- アルミホイル
【手順】
- 容器または鍋にアルミホイルを敷きます。
- アルミホイルの上に大さじ1杯程度の塩を入れて、沸騰したお湯を注ぎます。
- 軽く混ぜます。
- その中にシルバーのアクセを入れます。
- 数分後に浸したアクセを取り出して。水でよくすすいで拭き上げて完成です。
お湯にアクセをつけるとみるみる黒ずみが取れていきます。
取り出したあと、まだ曇っていると感じたなら、銀みがきクロスなどで拭き上げましょう。
塩水で煮詰める方法
上記の方法では満足にキレイにならなかったという場合、煮てみる方法があります。
- 鍋の底にアルミホイルを敷いて大さじ1杯程度の塩を入れます。
- 水を入れて鍋に火をかけ沸騰させます。
- 菜箸などを使って火傷しないようにアクセを入れます。
- 黒ずみが取れたら鍋から出してよくすすぎ拭き上げます。
これは、シルバーが黒くなる原因の硫化という化学変化をアルミと塩とお湯をつかい微弱な電気を流して電気分解することによってキレイになるという原理です。
炭酸水に浸ける
炭酸水に浸けておくだけの簡単なお手入れ方法です。コップなどに炭酸水を注ぎ、その中にシルバーアクセを一晩放置するだけです。
朝、取り出したときはピカピカに。ただしコーラなどの砂糖が入ったものはNGです。
また浸け込み以外の方法では、炭酸水を布に染み込ませて優しくこするという方法もあります。石がはめ込んでいるデザインのアクセなど浸け込むのが難しい場合、こちらの方法が安心です。
仕上げは歯磨き粉で
しかし、ここまでのプロセスで銀の黒ずみは落とすことはできても、シルバー特有の光沢を出すことはできません。
光沢を出したいという場合は、銀みがきクロスで磨くといいでしょう。最後の仕上げに専用のクロスで磨くとピカピカのジュエリーに蘇ります。
しかしそんなもの持ってない…。
でも大丈夫。
実はどの家でもあるもので代用できます。
それは「歯みがき粉」!!
歯磨き粉には界面活性剤や研磨剤が含まれており、すでにペースト状になっているため手軽に使うことができます。
古歯ブラシに歯磨き粉を付けて、細かい部分は綿棒を使って磨きます。そのあと水洗いして乾いた布で水分をきれいに拭き取りましょう。
ただし擦り過ぎは注意!わざと燻し銀加工してあるデザインのシルバーアクセの場合、全部がピカピカになってしまい違う印象になってしまうため、様子をみながら行いましょう。
シルバーをピカピカにする実験検証
それではいよいよ実験開始です。
本当にこんな方法できれいになるのかを私が自らのシルバーリングを使って実験してみました。
ジュエリーケースに10年くらい眠っていたシルバーリング
久しぶりに結婚前にプレゼントされたシルバーのリングをつけようとジュエリーケースを開けたら、真っ黒になった物体が…、
一体これは何?
見るも無残な状態に成り果てたシルバーリング。
そのまま捨ててしまおう…と思ったのですが、思い出が詰まっているだけにそう簡単には捨てられない…
でもこれは一体何でしょう??
本当にあのシルバーリングなの?
変わり果てた姿に目を疑ってしまいました。使わないまま10年ほどたんすの奥深くのジュエリーボックスに眠らせていたシルバーリング2個。
塩+アルミホイルで検証
もしかして、TRUSSARDI?
このリングを救済すべく、先に紹介した裏技
「塩+アルミホイル」
で検証。本当にきれいになるのか半信半疑…。
鍋にアルミホイルを敷いてセッティング
鍋に大さじ1杯強の塩を入れます。
水を入れて沸騰させます。
リングを投入。
うわっ!入れた時点で黒ずみがパッと白くなったように感じられます。気のせい?
そのまましばらく煮ます。
3~5分程度煮て取り出してみました。
あれ?黒ずみが取れています。
100均のみがきクロスで仕上げ
あらかじめセリアで「みがきクロス」を買って用意しておりました。これで仕上げ磨きをしていきます。
シルバーリングをサッと擦っただけでクロスが黒ずみました。
クロスがどんどん汚れ、リングの文字がだんだん鮮明になってきました。
磨き終わったリングです。
文字がしっかり読み取れ、TRUSSARDIのリングということがちゃんとわかります。
リング内側の文字もしっかりとみえるようになりました。
炭酸水で検証
今度はこちらのリング。石があるので優しいと思われるもので検証してみます。
炭酸水で検証してみます。
プラスチックのコップに炭酸水を注ぎます。
リングを投入。泡がブクブク出てきました。
2時間くらい浸けたあといったん取り出してみました。
黒ずみはほぼ取れています。
石が入っているので炭酸水に浸けるのはこれくらいであとは磨いてみましょう。
歯磨き粉で仕上げ
歯磨き粉で磨いてみます。石の付け根の部分も丁寧にあまりゴシゴシとしないように磨いていきます。
水ですすいで乾いた布で拭き上げます。
再現しました!!
両方、ピカピカになりました。
最初の画像と比較してみてください。
上からみたところ。光沢がまぶしい!!
ティファニーのネックレスで検証
こちらもうっかり黒ずませて、つける気が失せていたパールがついているティファニーのネックレスです。
接着がとれるとまずいので、沸騰での磨きではなく、先ほどTRUSSARDIのリングで使用した鍋をそのまま使います。
火からおろして10分ほど経過しているので熱々ではないものの投入したとたん周りの水がなんだか淀んだように感じられます。
パールが入っているので、こちらはあまり時間を置かずに取りだしてみます。
歯磨き粉で優しく磨く
黒ずみは取れたもののそこまでキレイになったという印象がないため、歯磨き粉で磨きます。
チェーンが細いためあまりゴシゴシしないで台にチェーンをピンと伸ばし歯ブラシをサッと左から右へという具合に一方向に磨いていきます。
チェーンの黒ずみもとれ、ハートにも光沢が蘇りました。ティファニーのネックレス復活!!
シルバーが黒ずむ原因は?
シルバーがくすむのは『酸化』ではなく『硫化』
銀(シルバー)アクセをしばらく使わないまま置きっぱなしにしていて、いざはめようとしたときに、黒ずんでとてもじゃないけどつけられない!という経験をした方も多いのでは?
特に何もしていないのにどうして黒くなってしまったのか?と疑問に思いますよね。
実はその原因は「硫化」だったのです。
空気に触れたことによって「酸化」したものと思われがちですが、銀は酸化しません。
空気中にはごく僅かな硫化水素がふくまれており、それがシルバーアクセサリーの表面に触れて反応し、硫化銀が発生し黒ずんでしまうのです。
汗も黒ずむ原因
シルバーアクセを肌につけていて黒ずむ原因は、空気中に触れているということがあげられますが、それだけで起こるものでもありません。
人の汗に反応しているということもあるのです。人間の皮脂などに含まれるたんぱく質の成分中にも硫黄が含まれていいます。この硫黄が反応して黒ずむのです。
『温泉』に注意
硫黄は人にも含まれているため、シルバーリングやネックレスを肌につけているだけで次第に黒くなってしまいます。
そして注意したいのが温泉。
硫黄といえば思いつくのが温泉です。
うっかりシルバーアクセをしたまま温泉に入ってしまっては、一瞬でシルバーが黒ずんでしまいます。これは「硫黄」が、あっという間に硫化銀を発生させたためです。
さらに『塩化銀』が原因
シルバーが黒ずむもう一つの原因に「塩化銀」というものがあります。
これがけっこう厄介で、元に戻すのが大変です。
塩化銀は銀(銀イオン)と塩素(塩化物イオン)の反応によって発生します。
そして、塩化銀は日光に当たると変色してしまいます。
変色してしまったシルバーは還元剤を使ってもなかなか元通りにはならないようです。
どうして塩化銀が起こるのかと言うと、シルバーアクセを肌につけたまま、塩素系漂白剤や塩素系消毒液を使って触れてしまうことが原因です。
くれぐれも塩素系漂白剤を使用するときは、シルバーアクセは外してから行いましょう。
シルバーアクセのお手入れ【その他8つの方法】
ではさきほどご紹介した以外の方法も見てみましょう。
1.眼鏡拭きで磨く
最もシンプルな方法としては眼鏡拭きで磨くこと。
眼鏡拭きには研磨剤が入っていないので、銀コーティングが傷つくことなく磨けます。
ティテールがシンプルで布だけで拭き取れそうな黒ずみなら、まずこの方法で試してみましょう。
2.銀磨きクロスで磨く
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研磨剤を含ませてある専用布は拭くだけできれいに落とせます。
拭いているとシルバーの黒ずみがクロスに付着し真っ黒になり、落ちているという実感ができます。
磨き込めばきれいに落ちることからついつい磨きすぎてしまい、削らなくていい銀まで削り取ってしまうので、拭きすぎには注意しましょう。
また付着した黒ずみのついた部分で磨いてしまうと、せっかく磨いたシルバーに汚れが付着し逆に曇ってしまいます。
そうなれば拭き取るのに手間がかかるので、汚れたところでは拭かないように注意しましょう。
3.ポリッシングクロスで磨く
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ポリッシングクロスとは超微粒子研磨剤の入った貴金属類専用のクリーニングクロスです。
上記の銀磨きクロスと同様、硫化してしまった黒ずみの汚れ落としをしてくれます。
それだけではなく、ツヤ出し効果と黒ずみ防止に役立ちます。
ポリッシングクロスで磨いたあとに、メガネ拭きやマイクロファイバーなどで再度磨くと細かい粒子も取れてくすみのないきれいな状態になります。
ただしこれは燻し仕上げのシルバーアクセに有効です。
コーティング加工してあるデザインのものはコーティングを剥がしてしまう可能性があるのでポリッシングクロスでは磨かないようにしましょう。
4.重曹で浮かせてペーストで磨く
重曹に少量の水を加えペースト状にします。それにアクセを直接つけて指で擦ります。
指に黒ずみがこびりつきますので、気になる方は綿手袋などを着用して作業するのがいいでしょう。
そのあと水洗いして乾いた布で拭き取り、磨きます。
重曹と水を合わせて発生する炭酸が汚れを浮かし、シルバーアクセを優しい粒子で研磨することで汚れが落ちるというわけです。
磨くという行為は基本的に研磨剤を使用して行うので、シルバーのみのアクセならOK。
傷つきやすい石などがはめ込まれたデザインのものは十分注意が必要です。
後悔しないためにも貴金属専門店に相談したほうがいいかもしれません。
5.重曹水に浸ける
シルバーアクセに重曹を振りかけて、少したってから熱湯を注ぎます。
ブクブクと泡が立ち汚れを落としてくれます。だだしシルバーのいぶし加工はとれてしまうので注意が必要です。
6.ヨーグルトに浸け込む
ヨーグルトに含まれる乳酸や乳脂肪に汚れを除去する作用があります。
お手入れ方法は簡単。ヨーグルトに投入するだけです。
しばらく浸けこんで黒ずみが取れたらしっかり水洗いして、キチンと拭き上げましょう。
7.中性洗剤を使う
中性洗剤とはph6.0以上8.0以下の洗浄剤のことです。
代表的なものは台所用洗剤やアクロンやエマールなどのオシャレ着洗い洗剤などです。
こちらはどちらかといえばゴールドに有効な方法なので、ゴールドがあしらっているデザインのものに試してみてはいかがでしょう?
8.シルバークリーナーを使用する
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市販のシルバークリーナーを使うのも近道です。
液にジュエリーを10秒ほど浸け、取り出してぬるま湯でよく水洗いして陰干しするだけの簡単作業です。
小さい穴のデザインの部分に汚れがつまってしまった場合、威力を発揮してくれます。
シルバーの保管方法
せっかくキレイに蘇ったシルバー。ちゃんとメンテナンスしたいですね。
シルバーの保管方法を間違えると、いざつけようとしたときに黒ずんでいた!ということになりかねません。
正しい保管方法でシルバーの黒ずみを防止しましょう。
チャック付きの袋に入れる
空気になるべく触れさせないことがポイント。使用後は空気に触れないようにチャック付きの袋に入れましょう。ラップを使ってもOK。
ビニール袋にアクセを入れて、空気を抜いてからチャックを閉めましょう。
滅多に使わないアクセの保管方法はこれが一番です。
チャック付きの袋に入れるときのコツ
チェーンのあるアクセはそのまま袋に入れると出すときに絡まってしまったということも。
その防止策として、留め具を出してからチャックを閉めればチェーンが絡まないので、急いでいるときもサッと取り出せて便利です。
ナイスなアイディアですね。
インテリアとしてもオシャレな「ガラスドーム」に入れる
インテリアショップや雑貨屋さんなどで置いてある「ガラスドーム」に入れるとオシャレにディスプレイできて見せる収納を楽しめます。
Note
シルバーのジュエリーが黒くなってしまい使うのを諦めていた方にはぜひどれかひとつでも試してもらいたい方法ばかりです。
ジュエリーは女性にとって思い出の詰まった大切なもの。
もしかして、蘇ったジュエリーを眺めながら古き良き時代(?)を思い出すきっかけにもなったのではないでしょうか?
[…] →黒ずんだシルバーアクセ捨てないで!驚きの復活術でティファニーだってキレイに […]