実は私、昨年ホワイトニング体験しました。やはりいいですね~。
笑ったときに白い歯がキラリ!
でも正直、もう二度とすることはないでしょう…
なぜなら辛い、辛い、あの知覚過敏との戦いが…。
あれを乗り越えた人のみ与えられた勲章です。ホワイトニングは。
Contents
歯科医院で行うホワイトニング3種
ホワイトニングはいろいろな方法がありますが、結局、歯を白くできるのは、歯科医院で行う過酸化物を使ったホワイトニングだけです。
過酸化物には、過酸化水素、過酸化尿素の2種類があり、歯科医院では施術方法によって薬剤を使い分けています。
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングとは、歯科医院で行うホワイトニングのことです。
ホワイトニングを行う前にカウンセリングをします。
保険適用外ですが、ホワイトニングも歯科医療の一環として捉えているので、施術を行う前に虫歯や歯周病の治療、歯石の除去など前処置をしてから始めます。
方法としては、歯に直接薬剤を塗布し、光を当てて歯をホワイトニングしていきます。
1回の処置でホワイトニング効果が出る半面、戻りも早いと言われます。
効果を持続するなら1週間に1度を3回程度行うことで白さをより実感でき、真っ白な歯をキープすることができます。
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- ホワイトニングをした直後30分から1時間は飲食はNGです。
- ホワイトニング効果を得るためには、期間中はコーヒーやワインなど着色性の強い飲食物はなるべく控えましょう。
- 歯科医院によって施術期間は違います。1回より3回程度行うほうが効果が実感できますが、費用はかさみます。
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ホワイトニング治療終了後も歯磨きをしっかり行い、着色性の強いものを控えるなど意識することで白さをキープすることができます。
- ホワイトニングをした直後30分から1時間は飲食はNGです。
ホームホワイトニング
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ホームホワイトニングは自宅で自分で行うホワイトニングです。
歯科医院で歯の型を取り、型を元にホワイトニング専用のマウスピースを作成します。
マウスピースの内側にくぼみがありその中にホワイトニングジェルを挿入して歯に装着します。そのまま1時間~一晩(8時間程度)装着したままにし、マウスピースを外して口をゆすぎます。
歯科医院によってまちまちですが、1~2週間、1ヶ月と毎日続けていきます。
途中で様子を見ながらジェルの濃度をあげていきます。
濃度が高くなればなるほどホワイトニングの効果はありますが、知覚過敏の症状が出たりするので自分にあった濃度にすることが肝要となります。
ホームホワイトニングの手順
- 歯磨きを念入りにします。
- マウストレーの歯の唇側(ポッチのある方)にジェルを米粒より少ないくらいの量を入れます。
- マウストレーの歯の唇側(ポッチのある方)にジェルを米粒より少ないくらいの量を入れます。
- ジェルがあふれたところはティッシュペーパーで拭き取ります。
- 歯科医院の指示した時間(1時間~8時間程度)装着します。8時間(一晩)の場合は装着したまま就寝します。
- トレー装着中は飲食や喫煙はできませんと指示されますが、水を少し飲む程度は大丈夫です。
- トレー装着中は強く噛まないようにしましょう。
- 時間が経過したら、マウストレーを外します。
- 口をよくすすぎ、歯を磨きます。
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マウストレーを洗います。汚れが気になるようであれば、歯ブラシなどで優しくこするといいです。水を切ってケースに保管します。
ホワイトニングではしみる薬剤(過酸化水素)を使っています。
過酸化水素はオキシドールの原料でもあり、強力な殺菌作用と漂白作用があります。
傷口にオキシドールを塗布するとしみますよね?
それと同じ現象が歯で起こるためにしみるのです。
ホワイトニングの方法として、段階的にジェルの濃度を10%、16%、22%、35%と濃くしていきます。
最初10%で1週間試して、しみないようであれば16%、さらに22%としていくのですが、どうしても知覚過敏の症状を訴える方が多いようです。
実際私も一番初日に施術したときは、「なんだ、平気じゃん!」と安堵したのですが、翌日ホワイトニングをしていない昼間にいきなり歯がキーンとうずきました。
それから夜、ホワイトニング剤を湿布すると、傷口に塩を塗るような感じでしみるの何のって。
その辛さときたら…
そして濃度が濃くなるごとにしみかたもひどくなります。
しみてつらい場合は濃度を16%や10%に下げてみるといいですと歯科衛生士の方からアドバイスを受けましたが、せっかくホワイトニングをやっているのだから、きちんと効果を実感したいと濃度は下げませんでした。
実はこのしみるのがつらくてホワイトニングを断念したという方も数多くおられるようです。私の職場の方の友人も断念したと聞きました。
知覚過敏の症状は一過性のもので、ホワイトニングが終了すれば症状は治まります。
後から聞くと、
濃度を下げたからと言ってそれほど白さが激減するわけではないと言われました。
どうしてもつらい方は濃度を下げてみるといいと思います。
デュアルホワイトニング
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを両方行う方法です。
オフィスホワイトニングだけ、またはホームホワイトニングだけの治療より、両方を平行して行うのが一番効果のある方法です。
私もオフィスとホームの両方をしました。
1週間に1回歯科で赤外線を当てて、毎晩薬剤を塗ったマウスピースをはめて就寝。これを4週間続けます。
ホワイトニングの効果
歯科医院でのホワイトニングで確実に歯を白くすることができました。
一度ホワイトニングをすると4~5年は持続できるようです。(個人差があります)
また、4~5年経ったからと言って、元の色に戻ることはないようです。
色が黄ばんで見えだしたときはまたジェルを購入して自宅にてホームホワイトニングを行えば白くなります。
またジェルは冷蔵庫に保存して2年はもつとのこと。
なので私が施術して余ったジェルは現在冷蔵庫の中で待機中です。
気になったらやってみようかな…と思っていますが、あの知覚過敏の症状を思い出すと、正直、やらなくていいか…。
それよりも白い歯を維持すべく生活習慣や、ホワイトニング歯磨き粉を使ってケアすることに専念しようと思います。
気になる費用は?
審美歯科、一般歯科など歯科医院によって料金はばらつきがあります。使用する薬剤や階数によってさまざまです。
オフィスホワイトニングの場合
オフィスホワイトニングの施術方法は2種類に分けられるようです。
ひとつは過酸化水素25%~35%をホワイトニングジェルに使用する方法です。
「ズーム」「オパールエッセンス」「ルマホワイト」「ビヨンド」などがあります。
気になる費用は、歯の本数にもよりますが、上下20本で4万円~6万円。1本当たり2000円~3000円程度です。
ホームホワイトニングの場合
ホームホワイトニングは、歯科医院によっても違ってきますが、だいたい1万円~5万円くらいです。
まず、自分の歯の型を取って歯型にあわせたマウスピースを作ります。
一度マウスピースを作れば、数年経って再度ホワイトニングをしたいという場合、ジェルだけ購入すればいいので長い目でみれば安くなります。
また通常は笑ったときに見える歯を白くさせるため奥歯まで薬剤は塗布しません。ジェルを湿布するのは見えるところだけでOK。残ったジェルは冷蔵庫で2年程度はもつと言われました。
ちなみに私が行ったホワイトニングは6万円のところキャンペーン中だったので55,000円でした。
ホワイトニングの注意点
差し歯はホワイトニングしても白くなりません。
むしろ、ホワイトニングした歯だけ白くなり、差し歯の色が強調されておかしな具合になってしまいます。
差し歯の人がホワイトニングするなら、差し歯もセラミックに変えないとおかしい。
そして保険適用外。
自費でやらねばならず万単位の金額がかかります。
歯について知っておこう
歯の黄ばみの原因や種類によって適切なアプローチが変わってきます。
歯を白くしたい!とホワイトニングを検討する前に、歯について知っておきましょう。
歯の色素とは?
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歯は表面を覆うエナメル層、その内側にある象牙質、中心部にある歯髄(神経)の3層構造でできています。
表面のエナメル層には、歯垢によるプラーク層や、唾液中の糖たんぱく質などによってできるぺクリル層などの有機物が付着し、さらにその表面に飲食物などによる着色物質が付着して黄ばんでいきます。
ではきちんとした歯磨きで歯の表面のプラークを落とすと、歯が白くなるのかと言えば、残念ながらそうではなさそう…
というのは、エナメル質の下の層にある象牙質はもともと乳白色ですが、私たち日本人は黄色みを帯びているらしく、西洋人に比べて歯が黄ばんで見えるのだそう。
歯の表面を覆っているエナメル質も西洋人のほうが強靭のようで、人種柄、どうしても歯が黄ばんで見えやすい傾向にあるようです。
歯が変色する原因は?
- 飲食物や喫煙
- 虫歯
- 歯の詰め物や被せ物
- 加齢によるもの
- 薬剤によるもの
飲食物や喫煙
エナメル層の表面に飲食物の色素やたばこのヤニが徐々に付着し歯が黄ばんできます。
飲食物で歯に着色しやすいと言われるものは次の通り。
- ポリフェノール・タンニン・カテキンが多く含まれる食品…代表的なものに赤ワイン、コーヒー、紅茶、ウーロン茶、大豆、ぶどう、ココア、チョコレート、ブルーベリーなどがあげられます。
- 色の濃い食品…カレー、ターメリックなどの香辛料、しょうゆ、ケチャップ、ソースなど。
虫歯が原因
虫歯になると、初期段階では歯よりも白くなります。
症状が進んでいき、エナメル質が虫歯になると黄色みを帯び、さらに象牙質まで進むと茶色となり、歯髄(神経)に達すると黒っぽくなります。
歯の詰め物や被せ物
虫歯治療で使われる金属製の詰め物や被せ物は、年月を経て劣化します。
腐食が進むと金属がイオンとなって溶け出してしまうため、まれに黒ずんだり紫いろに変色することがあるようです。
加齢によるもの
加齢とともに象牙質の色が濃くなってきたり、エナメル質が摩耗して薄くなり象牙質の黄ばみが透けて見えやすくなることがあります。
薬剤によるもの
乳歯のときにテトラサイクリン系の抗生物質を服用すると、薬剤の影響で永久歯に色素が沈着し黄ばんだように変色します。
妊娠中に妊婦さんが服用した場合もお腹の赤ちゃんの歯に影響することもあります。
歯のトーン
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歯にもトーンがあり、日本人の平均はA3くらいと言われています。
さて、鏡で自分の歯はどのレベルなのか見比べてみましょう。
ホワイトニングの由来
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ホワイトニングは1989年にアメリカで実用化されました。
歯の表面に付着した色素を落とし、さらに歯の中にある色素を分解することによって歯の明るさを上げて歯全体を白くしていく技術です。
従来のホワイトニングは、歯を削ってセラミックを被せることでしか歯を白くすることができませんでした。
しかし現在のホワイトニングは、歯を削ることなく、自分の歯を残して白くできるようになりました。
以前はホワイトニングのことを色素を抜くことからブリーチングと呼んでいました。
ブリーチは強力な薬剤を使って色素を漂白するイメージがあることから、1990年初頭にアメリカのメーカーの発案でホワイトニングという呼び方が使用されるようになり、現在に至っています。
こんなホワイトニングはダメ
塩で磨く
江戸時代では、塩と指で歯を磨くのが一般的でした。塩で歯を磨くというのも少なからず効果はあります。
茶渋がついた湯呑やマグカップを塩で磨くと漂白剤を使わなくてもキレイに落ちますよね。これは茶渋に含まれているタンニンという成分と塩がむすびつくためです。
タンニンは赤ワインにも含まれています。タンニンを含む食品を多く摂る方は試してみるのもいいかもしれません。
また塩が入った歯磨き粉も活用してみるのもいいですね。
しかしくれぐれもホワイトニングと同様の効果は期待できません。
オイルプティング
ココナッツオイルをつかってうがいをするというのが話題になりましたが、ホワイトニング効果についてはなんの根拠もないという意見と、口臭予防効果があるとの賛否両論があるようです。
最低でも10分から15分くらいはクチュクチュしないとならず、頬の周りの筋肉が鍛えられて小顔効果は期待できそうですが、ホワイトニング効果は不明。
まだまだ研究段階のようで効果が立証される可能性はありますが、現時点では何とも言えません。
重曹
重曹をつかって歯を白くするということが一時期話題になりました。
重曹に含まれている研磨作用が歯の表面に付着した汚れを落とすということのようですが、その研磨力で歯のエナメル質を傷つける可能性が高くなります。
また重曹で歯が白くなるということは医学的にはあり得ないようです。
やらないほうが無難…。
Note
歯を確実に白くしたいなら歯科医院で受けるホワイトニングが確実です。
巷にいろいろホワイトニング法はあるものの、それは歯に付着したプラークを落とすことで本来の歯の白さを蘇らせるという意味のホワイトニング。
もともとの黄ばんだ歯を白くするのは、漂白しかないのです。
そしてそれは知覚過敏という対価のもと得られるものなので、しっかり検討する必要があります。
それを乗り越えられたとき、白い歯を手に入れることはできますが、維持することも大変。
正直、私はもうやらないかな…。
今の白さを維持できるよう、歯のケアをしっかりしていきます。